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損保ジャパンとビッグモーター“なれ合い”実態解明へ…金融庁が“異例の同時検査”(2023年9月19日)
ビッグモーターによる保険金の不正請求をめぐる問題で、金融庁は19日朝から、ビッグモーターと損保ジャパンに対し、異例の立ち入り検査を始めました。
午前10時、金融庁の検査官約10人が損保ジャパン本社に入ります。金融庁関係者によりますと、検査官は数カ月間常駐する見通しで、徹底的に調べるそうです。会議室を借りて、書類や電子データの解析、幹部や現場従業員らへのヒアリングを行います。
金融庁関係者:「今はデータで管理していますからね。別に現物を持って帰らなくても調べられます」
金融庁は、ビッグモーターに43人の出向者を送り込むなど、親密な関係にあった損保ジャパンについて、厳しく調べる方針です。
鈴木俊一金融担当大臣:「最終的にこういう事態が二度と起こらないように、しっかりやっていく。そのためには実態を明らかにすることが一番大切」
検査の焦点の1つが、修理工場への事故車の紹介について。去年、大手3社が不正請求の内部告発を受けて、取引を停止するなか、損保ジャパンだけが再開した経緯です。白川社長は「クロが推測される」と、不正の可能性を認識していたにもかかわらず、取引再開を主導していました。
損保ジャパン・白川儀一社長(8日):「我々の取り引きが、大きく減る可能性があるという危惧を私の中でしていた」
もう1つの焦点が、企業統治、ガバナンスが機能していたかどうかです。一連の問題について、親会社の『SOMPOホールディングス』櫻田会長への報告も、取引再開から1カ月経ってからでした。
『SOMPOホールディングス』櫻田謙悟会長(8日):「もっと早く報告が欲しかったということと、報告を受けてから指示通りに動いてくれていたら、もしかしたら避けられたかもしれないという気持ちはある」
金融庁は、経営管理の実態についても調べるとしています。
金融庁関係者:「親会社への立ち入り検査は、今後の状況次第。否定はしないが、今の段階では何とも言えない。櫻田会長へのヒアリングも、必要があれば行う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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