ガーシー被告、黒髪交じり痩せた姿 「一生かけて反省」傍聴席へ謝罪(2023年9月19日)
YouTube動画で著名人らを脅したなどとして起訴されたガーシーこと東谷義和被告（51）。19日の初公判で脅迫行為を認める一方で、常習性はないと主張し、起訴内容を一部否認しました。
■黒髪交じり痩せた姿 傍聴席へ謝罪
暴露系YouTuberとして注目を集めた元参院議員・ガーシー被告。
東谷義和被告：「真実しかしゃべってないので、それに対して名誉毀損でうんぬんと言われることに対して黙って我慢してたけど、それほど俺お人好しちゃうから」
そのガーシー被告の初公判が19日午後、東京地裁で開かれました。ガーシー被告は動画投稿サイトで著名人ら4人を常習的に脅迫した罪のほか、威力業務妨害、名誉毀損、強要、刑事告訴の取り下げを迫る証人威迫の合わせて5つの罪に問われています。
金髪が伸び、黒髪が混じった姿で法廷に現れたガーシー被告はやや痩せた印象で、白いシャツに黒いズボンをはく質素ないで立ちでした。裁判長から起訴内容を認めるかどうか問われると、一般的には一言、二言話す場面ですが、ガーシー被告、こう話し始めました。
ガーシー被告【罪状認否】：「私が起訴状に書かれている発言をしたことは間違いありません。被害者の方々には申し訳ないと思っています。日本に帰国してから3カ月余り償い方を考えてきました。今もその途中です。過去はなかったことになりません。一生かけて反省し謝罪を続け、罪を償うつもりです。少しでも被害者と家族の方に届けばと思っています。最初の謝罪の場がこの裁判だと思います。きょう被害者と家族が来られていると聞いています。私の行為により被害者の方々に精神的苦痛と経済的損害を与えてしまいました。本当に申し訳ありません」
そう話すと傍聴席に向かって振り返り、深々と頭を下げました。
■「裏切らない」母親に言及し謝罪
ガーシー被告【罪状認否】：「まもなく80になる母が私の保釈に向け、身元引受人となるため1人で東京に引っ越してきました。そんな母の気持ちを裏切ることは今後致しません」
ガーシーこと東谷義和被告：「頼むからオカンは勘弁して下さい。もうほんまに」
兵庫県にある母親が住む実家が家宅捜索された時、涙を流して母親への愛情の深さを見せていたガーシー被告。その母親の気持ちを裏切ることはしないと法廷で誓いました。
初公判で起訴内容をおおむね認めたガーシー被告側ですが、脅迫行為は常習的ではないとして一部争う姿勢を見せました。初公判を傍聴したこの人は…。
ガーシー被告が所属していた旧N党 立花孝志元党首：「本当にきばを抜かれた猛獣みたいな感じがしましたね」
今後、被告人質問などを経て、判決は来年3月14日に言い渡される予定です。
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