二酸化炭素が“肥料”「エコで・おいしく・たくさん採れる」ミニトマト【SDGs】(2023年9月19日)

二酸化炭素が“肥料”「エコで・おいしく・たくさん採れる」ミニトマト【SDGs】(2023年9月19日)

二酸化炭素が“肥料”「エコで・おいしく・たくさん採れる」ミニトマト【SDGs】(2023年9月19日)

 テレビ朝日では、未来をここからプロジェクトの一環で、気候変動問題などSDGs企画をお伝えします。19日のテーマは、「気候変動に具体的な対策を」です。温室効果ガスを使った、「エコ」で「おいしく」「たくさん採れる」ミニトマト作りを林美沙希アナウンサーが取材しました。

 のどかな田園風景のなかで、ひと際存在感を示す巨大な施設。この場所で作られているのは、ミニトマト。栽培には“地球温暖化の天敵”のあるものが使われていました。

 林アナウンサー:「何か空気が出てますね」
 株式会社たねまき常総 前田亮斗社長:「二酸化炭素をたっぷり含んだ空気を出しています」

 ハウス内の二酸化炭素濃度は多い時で外気のおよそ2倍。空気中に二酸化炭素が増えることでミニトマトの成長に必要な光合成が活発になり、よりたくさんの実をつけるようになるといいます。その結果、こちらの農園では収穫量が通常の3倍に。

 株式会社たねまき常総 前田亮斗社長:「LNG(液化天然ガス)を使って電気を発電しています。そのときに出る無駄なCO2を植物の栽培に活用しています」

 本来なら空気中に放出され地球温暖化を進行させる二酸化炭素。それがミニトマトにとって“天然の肥料”に生まれ変わっていました。そして、その効果は味にも。

 林アナウンサー:「甘みと酸味がちょうどいいバランスですね」

 常に高濃度の二酸化炭素が供給されるハウスの中では光合成によってたくさんの糖分を作ることができ、糖度7度という甘くて食べやすいミニトマトを1年間いつでも栽培することが可能に。都内の大手スーパーで販売が始まり、知名度も徐々に高まっています。

 株式会社たねまき常総 前田亮斗社長:「世界の人口が増えて食料不足も課題に上がっているので、世界においしいものを安定的に供給する」

 二酸化炭素が育てた「エコ」で「おいしく」「たくさん採れる」ミニトマトが、「気候変動」や「食糧問題」の解決の足掛かりになるかもしれません。

 年間1000トンのミニトマトを収穫できるこちらの農園では、今後、全国10カ所に同じような二酸化炭素を活用する農園を建設する計画で、より多くの家庭で味わってほしいということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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