リビア大洪水から1週間 懸念される衛生状態 埋葬追いつかず(2023年9月17日)
北アフリカのリビアで大洪水が起きてから18日で1週間となります。これまでに死者数は約1万1300人に上っています。衛生状態の悪化も深刻化しています。
国連機関が16日に発表した報告書によりますと、大洪水により、これまでに約1万1300人が死亡していて、行方不明者が1万人を超えていることから犠牲者の数は今後、大きく増える可能性があります。
現地では衛生状況が急激に悪化していて、汚染された水を飲むなどして被災した30万人の子どもらが下痢やコレラなど感染症のリスクにさらされているとしています。
また、内戦中に設置された地雷や不発弾などが流され、被災した住民が触れてしまう恐れがあるほか、決壊したダムとは別の2つのダムで水位が上がっていて、さらなる災害の懸念も残されているということです。
捜索活動が続けられていますが、重機が不足して難航しているほか、遺体の埋葬も追い付かず、これまでに約1000人の遺体が集団墓地に埋められる形になっています。
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