長崎で線状降水帯 国道が冠水 東京都心は真夏日 かき氷店に列(2023年9月14日)
秋雨前線の影響で九州は大雨となり、長崎県南部では線状降水帯が発生しました。今後、九州だけでなく、東北や北海道でも雨が激しく降る恐れがあります。
■長崎で線状降水帯 国道が冠水
14日明け方の長崎。身もすくむ雷鳴が響いています。午前7時、線状降水帯が発生した時間帯の長崎市内。片側3車線、路面電車も走る幹線道路。雨で国道の状況は一変しました。
午前7時、顕著な大雨に関する情報が発表された長崎県。線状降水帯が発生しました。冠水した国道。バイクが走れる状況ではなく、歩道で押す人が相次ぎます。歩道も決して安全ではありません。
長崎市長浦岳では、9月として観測史上1位の大雨となり、雷も伴いました。市内を流れる浦上川もみるみる増水し、一時「氾濫注意水位」を越えました。信号機は異常な点滅をしています。原因は分かっていませんが、撮影した人によると、周辺では朝から落雷が相次いでいたそうです。
午後になり、北日本でも不安定な天気になりました。
青森県深浦町は激しい雨で視界がないほどですが、10分ほどで雨は上がり、海が見渡せます。
北海道苫小牧市、大粒の雨が降っている様子が分かります。北海道七飯町は激しい雨が続き、2時間ほど経ち、道路は冠水していました。
撮影者:「ずっと滝のように降っている。シャワーを浴びているような感じ」
■東京都心は真夏日かき氷店に列
“厳しすぎる残暑”も続きます。
さいたま市では気温35℃となり、史上最も遅い猛暑日となりました。志木市では小学校の体育の授業中、体調不良を訴えた11人が救急搬送されました。熱中症の疑いがあるそうです。全員、軽症で、現在は帰宅しています。
東京でも真夏日の終わりは見えません。史上最多となる82日目の真夏日となった東京都心。9月も半ばというのに、かき氷店には長蛇の列です。
来店客:「ちょっと異常ですよね。暑いし、まだ当分、混むんじゃないですか」
谷中にある都内屈指の人気を誇るかき氷店。生の和栗を店でゆで、ぜいたくにペーストとして使ったかき氷。仕込みに3日を要するため、限定10食ほどです。メニューは秋仕様になりましたが、客のにぎわいは夏のままです。
来店客:「栗そのものを食べている感じ」「本当は夏のメニューと迷ったんですけど、秋だから食べようってなりました」
ひみつ堂 森西浩二店主:「メニューはもう秋なんだけど、お客さんの数が夏。この暑さが続いているので、お客さんは並んで待ってくれる」
■千葉では約3週間早く紅葉開始
残暑が続く列島。ただ、秋の足音も聞こえています。千葉にあるマザー牧場、暑さも和らぎ、動物たちも元気いっぱいです。去年植えたコキア。今年で2回目の秋を迎えますが、去年より3週間ほど早く紅葉が始まりました。
来場客:「大体、染まっている感じと聞いてちょっと早いなと思いました。珍しい光景を見られたという感じはしますね」「まだ、気温も高くて暑いんですけど、季節は進んでいるんだなと思って秋を感じられる、良かったかなと思います」
マザー牧場 施設管理部 嵯峨高登係長:「(Q.なぜ3週間早く紅葉?)これは仮説なんですけれども、日中がまだ30℃を超える日が続いている。夜間はここ標高が330メートルほどあって気温がだいぶ落ち込む。この寒暖差が影響して、紅葉しているのではないかなと。お客さんへの告知を急がなくてはいけない状態。広報にも頑張っていただきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く