駅前にカラスの大群“1万羽” 「逃げないカラス」対策強化(2023年9月13日)
■駅前にカラスの大群“1万羽”
JR長岡駅周辺をねぐらとするカラスの大群。軒下や電線、樹木などに住み着いて20年以上。その数、多い日でおよそ1万羽ともいわれ、長い間、住民を悩ませてきました。
駅前近くで営業 中国四川料理 喜京屋 疋田昭彦会長:「うちのごみなんですけど、これくらいやってもカラスは頭がいいので、ちょっとこう間があれば突っついてあさって」
ビジネスホテル サンパレス 本多宏樹オーナー:「お客様が出入りする時に、アーケードから外れて糞(ふん)が落ちてくる」
実は長岡駅周辺の鳥問題は今に始まったことではありません。大量のムクドリが住み着き、その後カラスに。市もあらゆる作戦で対策をしてきました。一定の効果があり、一時的に姿が消えたこともありましたが、学習能力の高いカラスは少しずつ戻ってきます。イタチごっこが続いているのです。
■レーザー照射も“驚きの行動”
そんななか、市ではカラス対策に今年度1100万円の予算を投入し、6月から新たな作戦に出ました。
ニューロンサニター 深田純社長:「2種類、色が出ているが、実際は4種類出ていて人には見えない。それをカラスが見ることで危険と察知して移動する」
ねぐらに戻ったカラスにレーザーを向けると、逃げていきます。この作戦開始から2カ月以上、カラスが驚きの行動を取ったのです。
■「逃げないカラス」対策強化
新たなカラス対策として6月末から導入されたレーザー。このレーザーを当てられたカラスは一目散に羽の音を響かせながら闇のなかに消えていきます。さらにカラスが警戒する際に発する鳴き声を流す装置も取り付けました。新対策の導入から2カ月以上、カラスは姿を消したのでしょうか。
長岡市環境政策課 里村誠課長:「最初は10割逃げたが、この2カ月で慣れたカラスが1割弱逃げないと」
そこで市は、先月下旬からさらに対策を強化。夜だけだった光の照射を朝まで1時間おきに実施することに。正念場はこれからだといいます。
長岡市環境政策課 里村誠課長:「9月から繁殖が終わって、子育てが一段落したカラスが市内各地周辺の地域から集まってきます。それを少しでもねぐらにさせないように、追い払いを続けていきたいと思っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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