「女子生徒に好意」押収カメラに複数女性の動画 中学校長わいせつ画像所持で逮捕(2023年9月12日)
女子生徒のわいせつな画像を所持していた疑いで逮捕された東京・練馬区の中学校の校長・北村比左嘉容疑者(55)が12日、送検されました。
校長室の机から、女子生徒のわいせつな画像が保存されたビデオカメラが見つかったということで北村容疑者は逮捕されました。
北村容疑者の供述では、生徒の体を触っている様子や、裸の画像などが保存されていたといいます。ただ、画像に写っていたのは、ここではなく、以前勤務していた中学校の生徒だということです。
北村比左嘉容疑者:「再び見ることがあると思って、保存しました」
撮影されたのは、学校内の一室。北村容疑者は、「女子生徒に好意を抱いていた」という趣旨の供述をしているそうです。さらに、捜査関係者によりますと、校長室から押収されたビデオカメラには、複数の女性の動画が記録されていたといいます。
北村容疑者は、どのような人物だったのでしょうか。
練馬区教育委員会・山本浩司教育指導課長:「話をしたり、文章を書くのに長けた人物。教育的な考え方とか、子どもたちにわかりやすく話すことに優れていた。ただ、性暴力的な行為をするような人物ということについては、私どもでは把握・確認することができなかった」
中学校では12日夜、臨時の保護者会が開かれました。
保護者:「いつもニコニコしているイメージしかないので、そういうふうに子どもたちを見てたのかなと思うと、正直、残念でしょうがない。女の子の親御さんは(被害者が)『うちの生徒にもいるんじゃないか』『怖くて言えないだけなんじゃないか』すごく心配されていた」
逮捕前日の9日、北村容疑者に会っていた保護者もいました。
保護者:「先週、土曜日に部活の保護者会で、ちょうど校長先生と直接会って、いろんな話を聞いて、真摯に向き合う校長先生だと思ってたので、すごく裏切られた気分で、ちょっとショックでした」
事件が発覚したきっかけは、去年11月、以前の勤務先の女子生徒が都の窓口に相談したことでした。窓口は、去年施行された『教員による性暴力防止法』を受け、設置されたものです。電話やメールのほか、入力フォームから匿名で相談することができます。自分自身の名前を記入する必要はありません。昨年度は相談が235件あり、そのうち性暴力が疑われる件数が126件に上っています。
警視庁は押収品を解析中で、余罪についても捜査する方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く