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重機届かず…手作業で“必死救助” モロッコ地震「Wi-Fiも水もない」(2023年9月12日)
発生から80時間以上が経過したモロッコでの大きな地震。死者がこれまでに2800人を超えるなか、いまだほとんど救助が入っていない震源地近くの村にANNのカメラが入りました。
8日夜、モロッコを襲ったマグニチュード6.8の地震。救命率が急激に下がる「72時間」を前に、現地では懸命の救出作業が続けられていました。
住民:「この辺りではすべての家が崩れた。何もなくなってしまった。人が石の下敷きになっているのに石をどかすこともできない」
震源地はモロッコ中央部のマラケシュから南西およそ70キロ、アトラス山脈の山中。そのため震源地近くは重機が運べず、救出作業は手作業で行われていました。震源地からおよそ20キロ離れたアミズミズ。
住民:「家はこの辺りでした。持っていたものをすべて失いました。失った家は住む所でもあり、働く場所でもありました」
取材班が到着したのはアネルニ村。見渡す限りに広がるがれきの山…。道路は崩れ、道幅の狭くなった坂道をロバが荷物を乗せて通ります。アネルニ村では人口550人のうち34人が死亡。いまだ軍や消防の救助は入っていません。
住民:「支援はありません。今はWi-Fiもなく、電気もなく、水もありません。私の父方の親戚の一人は、水と思ってリンゴの防虫剤を飲んで亡くなりました」
現地メディアによりますと、今回の地震での死者は2800人を超え、山間の村などでは72時間を経過した今も一刻も早い救援を求めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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