“緊迫”終盤国会でマイナ追及 総理陳謝…解散戦略に影響は(2023年6月12日)
マイナンバーを巡る相次ぐトラブルを受け、国会では、野党側が河野デジタル大臣の更迭を求めました。
（政治部・澤井尚子記者報告）
立憲民主党は別の人の年金情報が表示された問題などで、岸田総理を厳しく追及しました。
立憲民主党・柚木衆院議員：「これなんと他人の年金情報が閲覧できる状況になっている。オレオレ詐欺とか犯罪情報に使われかねませんよ」
岸田総理大臣：「年金の支給額に影響することはないと報告を受けておりますが、速やかに関連するデータの総点検、再発防止策とあわせて公表するよう関係大臣に指示をした」
政府はマイナンバーカードと保険証の一体化を進めるために、来年の秋には今の保険証を廃止する方針です。
野党は、これを河野大臣が主導してきたとして岸田総理に更迭を求めました。
立憲民主党・米山衆院議員：「ここまでの河野大臣の仕事ぶりを見たら、更迭が適当かと思いますけれども」
岸田総理大臣：「まさに総点検や再発防止等に取り組んでもらっているところであり、引き続き職責を果たしてもらいたい」
岸田総理は一連の問題について、「国民にご心配をおかけし申し訳ない」と陳謝しました。
終盤を迎えた国会でマイナンバーの問題が岸田総理の解散戦略にも影響しかねない事態となっています。
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