タイ入管施設から日本人“逃走の瞬間” 警察車両→タクシーでパタヤに(2023年9月11日)

タイ入管施設から日本人“逃走の瞬間” 警察車両→タクシーでパタヤに(2023年9月11日)

タイ入管施設から日本人“逃走の瞬間” 警察車両→タクシーでパタヤに(2023年9月11日)

 タイで身柄を拘束されて強制送還される予定だった日本人の男が逃走しました。男が警察車両を奪って逃走する瞬間をカメラが捉えていました。

 映像はタイ・バンコクにある入管施設からの逃走劇の一部始終です。画面右上、1人の女性が走ってきて施設の入り口の扉を閉めようとします。そこに、施設内から走ってきた車が衝突。扉の外ではその様子を見守る男女の姿。その直後、車は進み続けて無理やり扉を破壊して逃走しました。

 逃走の様子は「別のカメラ」にも映っていました。画面右下から1人の女性が扉に向かい、走って行きます。施設の扉を閉めようとする女性。すると、施設内からは車が入り口に向かいます。その後を男性が車を追い掛けます。次の瞬間、車を追い掛けてきた男性を車と扉の間に挟んだまま、無理やり施設の外に逃走。挟まれていた男性は扉とともに道路に倒れてしまいました。

 この車を運転していたのは日本で詐欺容疑の逮捕状が出され、近く強制送還される予定だった八木佑樹容疑者(35)。なぜ、警備な厳重な入管施設から逃走することができたのでしょうか。

 関係者によると、八木容疑者は7日、「不法滞在の疑い」で現地当局に身柄を拘束され、9日、裁判所での手続き後、入管施設に戻りました。また、現地警察によると、八木容疑者は手続きのために訪れた裁判所で突然転び、その後、入管施設に戻った際に足の痛みを訴え、職員が車椅子を用意している隙に警察車両を奪って逃走しました。

 八木容疑者が奪った警察車両は施設からおよそ5キロ離れた道路脇に乗り捨ててあり、八木容疑者はタクシーに乗り換えるなどし、パタヤまで逃げたことが分かっています。

 八木容疑者は新型コロナ対策の持続化給付金をだまし取ったとして日本で逮捕状が出され、近く強制送還される予定でした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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