「家族同士で戦いになりかねない」“2つの母国”の争いに揺れる女性(2022年2月24日)

「家族同士で戦いになりかねない」“2つの母国”の争いに揺れる女性(2022年2月24日)

「家族同士で戦いになりかねない」“2つの母国”の争いに揺れる女性(2022年2月24日)

 地元メディアは、不審な動きを伝えていました。首都・キエフの西に位置するリビウ。ロシアがウクライナに駐在する外交官らの退避を決めるなか、キエフなどにあるロシア領事館では、火災が相次いでいます。地元メディアは、こんな目撃情報を伝えています。

 地元メディア:「火事ではなく、領事館の職員が書類を燃やしていたロシアの職員は消防隊員に『心配することはない』と話し、敷地内に入れなかった」

 悲痛な思いで“2つの母国”を見つめる女性がいました。

 ロシアとウクライナに家族を持つ・ダリアさん(21):「ウクライナの家族もいるし、軍人になっているロシア人の家族もいるので、家族同士で戦いになりかねない」

 ロシア人の母、ウクライナ人の父を持つダリアさん。自身も小学校はウクライナ、中学校はロシアに通っていました。

 現在、日本のユーチューブでロシア語講座を配信しています。

 ロシアとウクライナに家族を持つ・ダリアさん:「兄弟や家族とか同士だったのに争いになってお互い会えなくなったり、敵のような状況に置かれるのがとてもつらい。両国は母国なので母国は仲良くしてほしい」

 政府は予算委員会を一時、中断して国家安全保障会議を急きょ開催しました。

 岸田総理大臣:「今回のロシアによる侵攻は力による一方的な現状変更を認めないとの国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを強く非難するとともに米国をはじめとする国際社会と連携して迅速に対処していきます」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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