「そごう・西武」 再建計画の概要が判明 改装費用“増額”…“人員削減”は行わず(2023年9月7日)

「そごう・西武」 再建計画の概要が判明 改装費用“増額”…“人員削減”は行わず(2023年9月7日)

「そごう・西武」 再建計画の概要が判明 改装費用“増額”…“人員削減”は行わず(2023年9月7日)

 売却に揺れた大手デパート「そごう・西武」の投資ファンドによる再建計画の概要が明らかになった。店舗の改装費用や雇用問題はどのような判断となったのか?

■西武池袋本店で“餃子フェア”開催中

 静岡名物「浜松餃子」に、愛知からはもっちりとした厚皮の「丸もち餃子」。西武池袋本店では、全国から有名餃子専門店が集まった餃子フェアが開催中だ。

 なかでも注目なのが…。

 焼き餃子協会 小野寺力代表:「北海道千歳市からやってまいりました『天のびろく』さんのとかちマッシュ」

 北海道産の鶏肉とマッシュルームを使った風味豊かな絶品餃子だ。

■改装費用 200億円→600億円に増額

 餃子フェアが開催されている西武池袋本店で労働組合によるストライキが行われてから1週間。大手デパート「そごう・西武」を買収した投資ファンドが、西武池袋本店などの店舗の改装費用を大幅に積み増しする方針であることが分かった。

 アメリカの投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」は、「そごう・西武」を再建するため、これまで店舗の改装や設備投資に200億円以上かけるとしていたが、これをおよそ600億円に増額する方針だという。

 関係者によると、このうち400億円は西武池袋本店のテナントの移転費用などにあて、200億円は、そごう千葉店など9店舗の改装などに投じるという。

■雇用問題は? “人員削減”は行わず

 親会社が変わることで大きく注目されていたのが、地方店舗の処遇や雇用の確保だ。

 今回は人員削減は行わず、店舗の改装で余剰人員が出た場合は、投資会社の別の投資先であるホテルなどのほか、親会社だったセブン&アイ・ホールディングスのグループ会社などでも受け入れるとしている。

 投資ファンドのもとで経営の立て直しと雇用の維持という課題は今後、どのように進むのだろうか。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年9月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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