バスケ日本代表快進撃の舞台裏 カメラが捉えた!“記念ボール強奪”(2023年9月4日)
パリオリンピックへの出場権を獲得したバスケットボール日本代表のメンバーが4日午後、会場の沖縄から羽田空港に到着しました。日本が沸いた激闘の舞台裏に迫ります。
■48年ぶり自力五輪 強さ秘密は?
出迎えた多くのファンに笑顔で応えた渡邊雄太選手(28)。羽田空港にバスケットボール日本代表が姿を見せました。沖縄を去る前には皆で町をサイクリングしていました。
都内のグッズショップ。
Tシャツを探しに来た客:「(Q.結構、売れてしまっているようですが?)そうみたいですね」
棚に残る代表メンバーのTシャツはあとわずか。飛ぶように売れているといいます。
GALLERY・2渋谷店 星晴文さん:「電話での問い合わせもすごい多くて、実際に来て購入する人も多かった」
48年ぶりにつかんだ自力でのオリンピック出場。今まで明かされることがなかった代表の裏側を捉えた映像です。
大会前、33歳の誕生日を迎えたチーム最年長の比江島選手。富樫勇樹選手(30)がケーキでお祝い。とそこへ、ただならぬ姿の川真田紘也選手(25)が8歳上の大先輩を手荒い祝福。
■“最年少”コンビ 電話&自転車
チーム最年少の22歳コンビ。富永選手と河村選手は仲が良すぎるあまり…。
河村勇輝選手:「朝起きたらめっちゃ電話掛けてくるんですよ」「(Q.朝から?)朝から。自分は寝たいのに電話掛けてきて起きるんで、それが嫌すぎておやすみモードで通知が来ないようにもう12時ぐらいまで設定していたんですけど、それを見越してホテルの電話掛けてくるんですよ。どうしようもないやつ。どうしようもないやつなんですよ」
富永啓生選手:「いやこいつ(河村)って、結構そういうやつなんですよ。イヤイヤ言っているんですけど、めっちゃ喜んでいるんですよ」
大会中も自転車を借りて沖縄観光を楽しんだ2人。パリ行きを決めたカーボベルテ戦では、序盤からチームを引っ張りました。河村雄太が速さを生かして得点を重ねると、富永雄太は正確無比な3ポイントの嵐。
2人のプレーはバスケ少年や少女の心に火を付けたようで…。
子ども:「河村選手みたいに早くディフェンスしたり、レイアップや3P決められるように」「(Q.誰がすごかった?)河村、富永、ホーキンソン」
■大黒柱ホーキンソン 父親ダンス
日本の大黒柱・ホーキンソン選手(28)。パリ行きのプレッシャーが掛かる第4クォーター。ジリジリと詰め寄られた日本の窮地を救いました。
歓喜に沸くロッカールームでは、なぜか父・ネルズさんがダンスでお祝い。息子は照れ笑いです。日本国籍を取って代表入りしたホーキンソン選手。
ジョシュ・ホーキンソン選手:「めんそーれ」「(Q.めんそーれの意味は分かる?)もちろん。ようこそって意味だよね」
覚えたのは沖縄弁だけではありません。それがダジャレ。「有明」で行われた試合の後には…。
ホーキンソン選手インスタグラムから:「みんなさんアリアケございました。」
仕込んだのは川真田選手。
ジョシュ・ホーキンソン:「ダジャレを教えてくれてありがとうね」
■“罰ゲーム”選手とコーチ垣根なし
仲が良いのは首脳陣と選手も…。
練習の合間、コーチ陣がフリースローに挑戦した時のこと。選手は成功するか失敗するかを予想します。予想を外すとコート2往復の罰ゲーム。ホーバスヘッドコーチが「失敗する」と予想したのは川真田選手ただ1人。果たして…。
川真田紘也選手:「お前らやれ!お前らやれ!」
そんな垣根がない代表ですが、先輩と後輩の熱い絆もありました。
■“記念ボール強奪”カメラ捉えた
負ければ代表引退を決めていた渡邊選手に河村選手がウイニングボールを渡します。
河村勇輝選手:「ずっと代表で引っ張っている雄太さんにはこの(五輪出場が)決まるタイミングのボールは持っていてほしいと渡した」
渡邊雄太選手:「皆が僕を引退させたくないという気持ちになってくれたのがすごくうれしかった」
ホーバスHC:「引退しないでしょ?」
渡邊雄太選手:「引退するわけないだろ!死ぬまでやるよ!」
肌身離さなかったウインニングボールですが、意外な事実が発覚。
渡邊雄太選手:「ぶんどられました。監督が『俺のだ』みたいな感じで」
その様子をカメラが捉えていました。渡邊選手と勝利を称え合うカーボベルデのスタッフ。次の瞬間、ウイニングボールをガッチリと奪い取り、そのままコートを去っていきました。
渡邊雄太選手:「カーボベルデも初出場だったのでボールが欲しかったのだと思う。別の試合球をもらったが、この後皆のサインをもらって家に飾ろうと思っている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く