クマと“取っ組み合い”夫婦軽傷 「出没警報」発令中に起きた“異変”(2023年9月4日)
新潟県で70代の夫婦がクマと取っ組み合いとなり、けがをしました。専門家が指摘する今年ならではの異変とは。
先月20日、栃木県日光市の宿泊施設に設置された防犯カメラの映像。すると、映っていたのは1頭のクマ。10日後の30日にも秋田県で…。この夏、各地で相次ぐクマによる被害。そして、9月に入り新潟県でも。現場付近にはツキノワグマと見られる足跡も。
地元猟友会:「(Q.足の大きさは?)20センチくらい」
けがをしたのは70代の夫婦で、男性がクマと取っ組み合いとなり、顔や両腕を引っかかれるなどしたといいます。2人は軽傷です。
新潟県ではクマの餌(えさ)となるブナの実の凶作が予測されていて、2020年以来の「クマ出没警戒警報」を県独自に発表。警戒や対策を呼び掛けたばかりでした。
近所の人:「まさか、こんな近場に出るとは。不安でしょうがない」
専門家は、この夏ならではの異変を指摘します。
動物研究家 パンク町田氏:「夏の気温が高かったために森からクマの食べ物がなくなるのも少し早かった。分布域を広げる時期が例年よりも早送りになっているイメージ」
今後、冬眠準備に向けて動きが活発になるクマ。遭遇した場合、我々はどのように対処すればよいのでしょうか。
動物研究家 パンク町田氏:「もし(クマが)襲っていない、気が付いているだけであれば目があったら離さず、そのままバックで歩き、距離を取ってから走って逃げる方がいい」
県はクマに襲われた場合は致命傷を避けるため、地面に伏せて両手で首の後ろをガードするなど腹、首、頭を守るよう呼び掛けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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