「運動は文化」国全体でスポーツを押すカーボベルデを弾丸取材!バスケW杯日本代表(2023年9月1日)

「運動は文化」国全体でスポーツを押すカーボベルデを弾丸取材!バスケW杯日本代表(2023年9月1日)

「運動は文化」国全体でスポーツを押すカーボベルデを弾丸取材!バスケW杯日本代表(2023年9月1日)

FIBAバスケットボールW杯2023順位決定戦。男子日本代表『ホーバスジャパン』は、格上ベネズエラを相手に86-77で逆転勝利し、パリ五輪出場権獲得に大きく近付きました。

日本は格上ベネズエラに対し、序盤からリードを許す苦しい展開に。最終第4クオーターで、15点のリードを許してしまいます。それでも、チーム最年長・比江島慎が立て続けにスリーポイントシュートを決め、2点差に。日本に流れを持ち込み、渡邊雄太のフリースローで1点差。そして、馬場雄大のパスから比江島が決めて、ついに逆転した日本。ベネズエラに劇的勝利を収めました。

2日のカーボベルデ戦に勝てば、日本は48年ぶりに、自力でのオリンピック出場権を獲得することになります。

比江島:「オリンピックが自力で取れるところまで来ているので、それを目標にチーム全員で頑張ってきましたし、自分の役割をしっかり果たして勝ち取れればいいなと思う」

その対戦相手がカーボベルデ共和国です。国名の由来は、ポルトガル語で「緑の岬」。大西洋に浮かぶ18の島々は、15世紀まで無人島でしたが、ポルトガルの探検家によって発見されました。滋賀県と同じくらいの面積に、約56万人が暮らしています。大航海時代から、ポルトガルと南北アメリカを結ぶ中継地として栄えたカーボベルデは、漁業が盛んになりました。

実は日本とのつながりも少しだけあります。1960年代、日本のマグロ漁船が寄港した際、彼らを「サイコー」と呼ぶようになったことから作られたという『SaykoDayo』という曲があります。

ワールドカップ初出場を果たした強さの秘密を探りに、佐藤裕樹記者が弾丸で行きました。

佐藤記者:「カーボベルデの空港に到着しました。熱いですね。じめっとしています。湿度が高いですね。ここがプライアと書かれています。カーボベルデの首都の空港に到着しました」

ホテルのスタッフに聞いてみると…。

ホテルのスタッフ:「(Q.バスケは人気がありますか)盛り上がっていますよ。以前は違いましたが、W杯の予選通過を今争っていますから。日本は兄弟ですが、勝たなければ」

時刻は午前7時半。多くの人は仕事に行く前ですが、バスケットコートがにぎわっていました。

青年:「毎日、ここで練習しています。(Q.仕事前に練習を)早朝から練習をするのが好きです」

バスケだけに力を入れている国というわけではありませんが、スポーツ施設の8割は公共のもので、国全体で、スポーツを後押ししています。さらに、海岸に行ってみると…。

佐藤記者:「中心部にあるビーチです。きょうはかなり波はげしいですが、地元の皆さん泳いでいます」

地元住民(70):「(Q.泳ぐには危険そうですが)いい日ではないです。でも泳がないと。泳がない日は調子が悪いので。多くの人は午前6時に泳ぎにきて、8時になったら仕事です」

もはや“運動はカーボベルデの文化”。そんな国が、アフリカ勢としてのパリ五輪出場をかけ、日本に挑んできます。

9月2日(土)よる7時54分 順位決定戦 VSカーボベルデ
テレビ朝日系列で生中継
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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