そごう・西武ストライキ決行も売却が決定 背景は?(2023年8月31日)
西武池袋本店で31日、ストライキが行われ全館臨時休業となりました。同じく31日、そごう・西武の売却が決議されましたが、百貨店は今後どうなっていくのでしょうか。
午前10時になっても固く閉ざされたシャッター。31日、池袋ではいつもとは違う光景が広がりました。西武池袋本店での「ストライキ」です。
騒動の発端は、去年11月。親会社のセブン&アイ・ホールディングスが「そごう・西武」をアメリカの投資ファンドに売却することを発表しました。
背景にあるのは「百貨店の経営不振」。アパレル不況やネット通販の広がりで苦境が続き、セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニ事業に注力する決断をしたのでした。
ただその後、問題となったのが「雇用の維持」。売却後に、西武池袋本店などに家電量販店のヨドバシカメラを入れる案が挙がったのですが…。百貨店の事業は継続されるのか、従業員の雇用はどうするのかという不安の声が多く聞かれたのです。
これに、協議は難航。その結果…。
そごう・西武労働組合 寺岡泰博委員長:「雇用の維持と事業継続、これはなかなか内容が見えなかった、理解ができなかったと。地域のお客様やそれから取り引き先様、そういった方々にご迷惑を掛けることに対しては本当に大変心苦しいというふうに思っています」
そしてついに、ストを決行。大手百貨店としては61年ぶりとなる出来事に、街の人からは…。
地元住民:「一番大変なのは従業員の方だと思うんですよ。時代の流れって仕方のないことかなと思うんですけど」
ただ、一方でこんな意見も…。
X(旧ツイッター)から:「企業のストライキって客的にはちょっと迷惑」「ストやっても経営不振が改善されるわけじゃない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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