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西武池袋本店 スト決行も売却へ 「街の顔」臨時休業で景色一変(2023年8月31日)
そごう・西武の売却に反対している労働組合は西武池袋本店でストライキに踏み切りました。一方で、親会社のセブン&アイHDは取締役会で売却を最終的に決議しました。大手百貨店で61年ぶりに決行されたスト。池袋の街はどのように変わっていくのでしょうか。
■61年ぶり スト決行も売却へ
東京・池袋の街にとどろく300人規模のシュプレヒコール。西武池袋本店はストライキの影響で臨時閉館となりました。
元従業員:「現状維持。皆さんの雇用」
親会社のセブン&アイHDがそごう・西武をアメリカの投資ファンドへ売却を決めたことに端を発したこの問題。
セブン&アイHD 井阪隆一社長:「ストが長引かないように精一杯、収束に努める」
そごう・西武労働組合:「諦めずに我々の思いをまっすぐストレートに伝え続けたい」
張り紙を見ると、ストライキの影響は9月1日も残る可能性が。池袋はいつ平穏を取り戻すのでしょうか。
客の流れは30日夜から変化がありました。
買い物客:「安くなっていて、割引商品をいっぱい買ってきた。これ(肉)が20%引きだった。すごいよ人間が。動けないくらい」
買い物客が撮影した30日夜、西武池袋本店のデパ地下です。品切れも多く、生鮮食品の多くが割引となっていました。利用客によると、店員は「あす休みだから売らなきゃいけない」と言っていたそうです。
買い物客:「野菜を買いに行ったが、全くレタスがなかった。魚もほとんどなかった。きょうは安いと思ったが、まず物がなかった」
■西武池袋“スト決行”で景色一変
普段なら買い物や通勤する人々でにぎわう街。ストを迎えた31日。その風景は一変します。いつもと変わらない池袋の午前10時。ただ、シャッターは閉められたままです。
通勤する人:「池袋の象徴になっているので、本当にそれが変わってしまったら寂しい」
以前、紳士服売り場で働いていた女性です。
元従業員:「皆さん闘っているのは大いに良いことだと思うので、西武池袋本店守って下さい」
■“雇用維持”めぐり協議は平行線
大手百貨店では、実に61年ぶりとなるストライキ。西武池袋本店は31日、臨時休業となりました。社長は陳謝しています。
セブン&アイHD 井阪隆一社長:「多くのお客様・関係者にご迷惑を大変、お掛けしています。申し訳ございません。ストが長引かないよう精一杯、収束に努めて参ります」
そして、31日午前11時半。デモの長い列が池袋の街を進みます。売却へ向けた動きも粛々と進んでいました。セブン&アイは臨時の取締役会を開き、9月1日付のアメリカの投資ファンドへの売却を決定しました。売却額は2200億円ということです。
セブン&アイHDホームページから:「そごう・西武は今後とも、そごう・西武労働組合との間で団体交渉及び協議を継続するとともに当社としても、そごう・西武とそごう・西武労働組合との間の協議について、適切な範囲で支援・協力してまいります」
一報はデモを行う人々にももたらされました。
そごう・西武労働組合 寺岡泰博委員長:「我々としてはまだ時期尚早という気持ちがあるので、そういう意味ではやや残念という気持ちは残っています」
池袋で西武百貨店の名前で営業するようになったのは戦後4年が過ぎた1949年のこと。当時は木造2階建てでした。1970年、デパート史上最高の売り上げを記録。うなぎや野菜が飛ぶように売れている様子が分かります。
“池袋の顔”として、地元の人々の愛着は格別です。
豊島区民:「子どもの時からお年玉をもらったら西武に買い物に来る。「(Q.思い出に残る買い物は?)リカちゃん(人形)。10体くらい持っています。全部、西武で買った。一番好きな百貨店かもしれないです」
■「街の顔」休業で人の流れにも
長年、池袋東口とともに歩んだ百貨店の臨時休業。人の流れにも変化があったようです。
東武百貨店で買い物した人:「ユニクロ寄った。平日にしては多い」
そもそも、争点はどこにあるのでしょうか。バブル崩壊や百貨店の衰退の末、セブン&アイによる子会社化や、そごうとの合併という状況となった西武百貨店。コロナ禍もあり、4年連続の赤字です。
親会社となったセブン&アイは“そごう・西武”をアメリカの投資ファンドに売却することを決定。従業員らは百貨店事業の継続と雇用の維持を訴えてきましたが、話し合いは平行線となり、スト突入となりました。
池袋の街は変わるのでしょうか。「東が西武で、西、東武」百貨店の街として長きにわたり、親しまれてきた池袋。アメリカの投資ファンドと連携するヨドバシカメラが出店するという案もあります。周りにはすでに多くの家電量販店もあります」
20代:「便利だし、入ったら入ったで便利で使うと思う」
地元の人:「ビックカメラあるから池袋には。毎週来てます。子育てもここでやって子ども連れて、屋上で遊んで」「ショックだよね」「寂しいです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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