「少なく見積もっても“数百人の被害者”」ジャニー氏性加害“認定” 被害に遭った元Jr.は…「事務所が変化起こせる材料そろってきている」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「少なく見積もっても“数百人の被害者”」ジャニー氏性加害“認定” 被害に遭った元Jr.は…「事務所が変化起こせる材料そろってきている」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「少なく見積もっても“数百人の被害者”」ジャニー氏性加害“認定” 被害に遭った元Jr.は…「事務所が変化起こせる材料そろってきている」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

ジャニー喜多川氏による、性加害問題、ここまでの流れをまとめます。

■再発防止特別チーム「性加害を認定」 疑惑を認識していた事務所の対応は「不適切」

良原安美キャスター:
29日、再発防止特別チームが会見を行いました。
再発防止特別チームは当事者らにヒアリング調査をし、その調査結果、そして再発防止策をジャニーズ事務所に提出しています。

<性加害について>
▼ジャニ―氏は1970年代前半から2010年代半ばの間に性加害を繰り返した事実が認められる
▼複数の証言から「少なく見積もっても“数百人の被害者”がいる」

そんな中、現在の社長・藤島ジュリー景子社長は性加害があったことを知っていたのでしょうか。

今年5月にご自身が発信した動画の中では「知らなかった」としていましたが、会見では「1980年代以降、暴露本の出版・週刊誌の報道など、性加害の疑惑は認識していたと認められる」としました。この疑惑を認識していた上での事務所の対応は「不適切だった」とも言及しています。

そして、ジャニーズ事務所としては今後の取り組みなど、記者会見で説明すると発表しています。

■元ジャニーズJr.橋田さん「事務所にとって変化が起こせる材料がそろってきてるのでは」

日比麻音子キャスター:
今回の会見、ご覧になってどのようなお気持ちでしょうか?

元ジャニーズJr. 橋田康さん:
まずは率直に、事実を認定をしてくださったところが安堵というか、ほっとした部分の一つではあります。告白してから今日まで、“タブーに触れた”、“パンドラの箱に触れた”みたいに、なんだか自分が犯罪者になったかのような誹謗中傷や否定的な意見が多かったので、僕の最初の目的である今後のより良い未来のために、こういうことがもう二度と起きないようにという発信がストレートに伝わってくれるんじゃないかなと思えたことが大きな一歩でしたね。

日比キャスター:
橋田さんは常に“エンタメの未来のために”ということを大きく訴えていらっしゃると思います。今回の報告書は、内容がかなり具体的なところもありました。その点いかがでしょうか?

橋田さん:
再発防止チームのヒアリングを受けた際に自分が発した言葉や気持ちを、すごく汲み取ってくださったなっていう会見と報告書だったので、未来に繋がるものであってほしい。今後ジャニーズ事務所がどういう対応をしてくるのか次第にもなってくると思いますけど、変化が起こせる、良い未来にできる材料が揃ってきてるのかなと思います。

日比キャスター:
今回の調査には、多くの人たちが勇気を出して調査に参加したということになります。その点いかがでしょうか?

橋田さん:
やっぱり勇気のいることだと思いますし、自分自身も怖かったです。自分は何も悪くないんですけど、告白したことが悪いことで罪を犯しているような、調査に協力することが怖いこと・悪いことに繋がってしまうのではないかという感覚がありました。そういう思いは多分僕だけじゃないと思うので、それがこうした形で実を結んだっていうのは、すごく安心しました。

■ジュリー社長の辞任を提言 事務所の再生のためには「謝罪」と「被害者の救済」

日比キャスター:
改めてこの背景にはマスメディアの沈黙、そして総合監視という言葉もありました。二度と性加害を許さない、発生させない。これは我々にも責任が大きくあると思っていますので、引き続きお伝えし続けたいという覚悟を決めた次第です。

その背景の中で、他にも指摘されてる部分がありましたね。

良原キャスター:
<再発防止策について>
今回のこの性加害の背景には、同族経営の弊害があるとした上で、藤島ジュリー景子社長の辞任を提言するという、踏み込んだ提言もありました。

そして、ジャニーズ事務所が再生するためには▼謝罪、▼被害者の救済が必要であるということも示されました。

南波雅俊キャスター:
謝罪と被害者の救済についてもかなり具体的に踏み込んでいたと思います。私が以前、会見に行ったときには、独立性が第三者委員会で保たれているかというのは非常に大きな焦点だったんですけど、どのように感じましたか?

橋田さん:
今日の会見によって、独立した第三者委員会だっていうことが証明されたんじゃないかなと僕は感じました。ヒアリングのときの最後に、「独立性も含めて結果で示します」という気持ちを僕に伝えてくれたので、それが今日、独立性をちゃんと提示してくれた結果だったのかなと感じました。

南波キャスター:
謝罪という部分についてはどのように感じていますか?

橋田さん:
間違いなくジャニーズ事務所がジャニーズ事務所として謝罪することで、一つの区切りになると思いますので、そこからスタートになってほしいなと。もうこれは、きちんと終わらせることが必要だと思いますので、(事務所としての謝罪を)願っています。

南波キャスター:
再発防止特別チームからも、第三者の外部の専門家からなる被害者救済委員会っていうのを作った方がいいという提言もあって、実際に具体的な補償をどうしていくかというのを検討してほし…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230829-6106231)

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