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14年前のジョージア紛争と共通点・・・ウクライナ“侵攻”ロシアの狙いは?専門家に聞く(2022年2月23日)
緊迫した状況が続くウクライナ情勢。ロシアが平和維持部隊の派遣を決め、いつ戦闘が始まっても、おかしくない状態となっています。
実は、同じような状況が14年前にもありました。舞台となったのは、当時グルジアと呼ばれていたジョージア。ウクライナと同じく、ロシアと国境を接しています。
親ロシア地域の南オセチアとアブハジアが独立しようとしたため、ジョージアは鎮圧を試みました。それに対し、ロシアは“平和維持”を名目にジョージアに侵攻し、戦闘となりました。
また、プーチン大統領にとって長年の懸念は、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大です。1999年以降、ロシアに近い東側の国々が、次々とNATOに加盟。そして、ジョージアとウクライナも加盟に動き出していました。
ロシア、プーチン大統領:「いくつかのNATO加盟国が反対しているにもかかわらず、2008年にブカレストで署名された合意書では、ジョージアとウクライナの加盟の道が開かれた。なぜそのような合意をしたのかという質問に対する回答は得られていない。アメリカに圧力をかけられたからだ。1度、圧力をかけられたなら、2度目はないという保証はない」
プーチン大統領はどのようなシナリオを描いているのでしょうか。記者としてもロシアで長年取材してきた、拓殖大学・名越健郎教授に話を聞きます。
(Q.今回のウクライナの状況は、ジョージアの時と似ていると思いますが、いかがですか)
名越健郎教授:「同じパターンです。ジョージアは今、安定していますが、ウクライナは現在進行形で危険な状況です」
(Q.プーチン大統領の狙いは、ウクライナ東部の一部だけではないのでしょうか)
名越健郎教授:「そこが最大の問題です。新ロシア派の支配地域は、ルガンスク州・ドネツク州の約40%ですが、軍事同盟条約の適用範囲がルガンスク州・ドネツク州全体に及ぶのではないかと。プーチン大統領も『すべてが独立対象になる』と話しています。そうなると、ロシア軍がこれから展開して、州全体を支配するように出てくる可能性があります。ウクライナ軍も展開してにらみ合っているので、そこから戦闘が起きるかもしれません。ここはロシアでも意見が分かれていて、ロシアの外務次官は『新ロシア派が実効支配している地域に適用される』と説明しました」
(Q.アメリカは米ロ外相会談をキャンセルしました。プーチン大統領が勝手に独立を承認したことに対して、強いボールを投げたように見えますが、どう見ていますか)
名越健郎教授:「今、危機管理が一番重要だと思います。ミンスク合意が破棄されて、停戦合意がなくなったので、いつ衝突が起きてもおかしくない危険な状態です。アメリカは外交交渉をやって、新たな停戦合意を結ぶべきだと思います」
(Q.ボールはアメリカ側にあるという見方もできるということですか)
名越健郎教授:「プーチン大統領はそうみているかもしれません。すべてが独立対象になると、これから州全体を支配するために軍が動く可能性があります。そうなると、当然、戦火が発生して、ロシアはキエフまで向かうかもしれません」
(Q.ロシアが主導権を取る形で緊迫が高まるというのは危険な状態ですね)
名越健郎教授:「プーチン大統領は20世紀型の指導者で、軍事力やエネルギーといったハードパワーばかり使います。21世紀はソフトパワーの時代で、国際社会にはあっていません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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