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たばこのポイ捨て「1年間でエッフェル塔の3倍の重さ」 パリ五輪まで1年…「吸い殻」を再利用でダウンジャケットに|TBS NEWS DIG
来年の夏にオリンピックを控えたフランス・パリの課題の1つが路上のごみ。特にたばこのポイ捨てですが、「吸い殻」を意外なものに再利用しようという取り組みが注目されています。その技術とは。
オリンピックまで残り1年を切った、フランス・パリ。多くの人を魅了してやまない歴史ある街ですが、足元には、たくさんのごみ…特にたばこの吸い殻が目立ちます。
パリ市民
「犬のフンほどではないですが、あまりいい印象ではありません」
「ラグビーワールドカップもあるので、パリのイメージを良くしてほしいです。オリンピックの時にもっと綺麗になっているように」
フランス北部・ブレルにあるのは、こうしたたばこの吸い殻を特殊な技術でリサイクルしている企業です。26歳のジュリアン社長が中を案内してくれました。
防塵マスク姿のスタッフが袋から出したのは大量の吸い殻。ほかのごみを取り除いた後、たばこの葉とフィルター部分を分離します。
リサイクル会社 ジュリアン社長
「フィルターをタンクにいれて、毒物と臭いを抽出します」
この特別な機械にフィルターを入れてしばらく待つと…有害物質だけが抽出されました。
ジュリアンさんによると、“有害物質はたばこ全体のわずか0.3%で、残りの紙やフィルターは分離すればほぼ再利用可能だ”といいます。
記者
「こちらの装置で有害物質を分離されたたばこは、この綿のような状態になります。臭いもほとんどしません」
こうしてリサイクルされた繊維は断熱材に加工され、ダウンジャケットなどに生まれ変わるというのです。
リサイクル会社 ジュリアン社長
「フランスでは1年間で、たばこの吸い殻2万5000トンがポイ捨てされています。これはエッフェル塔の3倍の重さです。現在、回収された吸い殻は、燃やされるか埋められているので、我々はそれを浄化し、再利用を目指しています」
再利用された製品の販売には至っていませんが、ジュリアンさんの会社は吸い殻の溜まり具合を離れたところから確認できる灰皿も開発。企業や自治体などを相手に灰皿の設置から吸い殻の回収、リサイクルまで全てを請け負う形で事業を行っているということです。
リサイクル会社 ジュリアン社長
「理想的には喫煙する人がいなくなればいいんですが、現実として、たばこの吸い殻が多過ぎるので、そこに解決策を提供し、素材に第二の人生を与えられるような仕組みを作っていきたいと思っています」
海外からも注目されているという、この技術。パリの街が美しさを取り戻すきっかけとなるのでしょうか?
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