“衛星発射”また失敗 北朝鮮で何が…金総書記に焦りか?専門家が指摘(2023年8月24日)
北朝鮮がまたしても「偵察衛星の打ち上げに失敗」と発表しました。相次ぐ失敗で北朝鮮に今、何が起きているのでしょうか。専門家に聞きました。
周囲に赤い閃光が走り、直後に光が空に向かっていきます。中国側から見た発射の瞬間とみられる映像です。日本政府は24日午前3時54分、沖縄県を対象にJアラート(全国瞬時警報システム)を発出。ミサイルの可能性があるものは日本のEEZ(排他的経済水域)の外に落下したということです。
岸田総理大臣:「失敗したということだと受け止めています」
5月の失敗に続き、またしても失敗したというのです。
コリア・レポート 辺真一編集長:「北朝鮮にとってはショックでしょうね。金正恩総書記の威信が失墜したと言っても過言ではない」
朝鮮中央通信も「偵察衛星の打ち上げに失敗した」と発表。ただし、原因を調査して10月に3回目の打ち上げに臨むといいます。国威発揚のためにも来月9日の「建国75年」の記念日には間に合いませんでしたが、今度は10月10日の「朝鮮労働党創建78年」を目標にするとみられます。
コリア・レポート 辺真一編集長:「金正恩総書記が急げと号令を掛けている。わずか2カ月後の10月にやれというのは急いでいる、焦っている」
今回の失敗で担当者は責任を問われるだろうといいます。
コリア・レポート 辺真一編集長:「その地位を、ポストを奪われる。それとも事が重大で収容所送りになるのかは何とも言えないが、粛清はあり得る。処刑には至らないだろう。権威のある学者研究者をそういう形で粛清すると後に続く人がいないので」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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