上皇ご夫妻 軽井沢で重ねた年月 結婚前のお二人が…“偶然の1枚”(2023年8月23日)

上皇ご夫妻 軽井沢で重ねた年月 結婚前のお二人が…“偶然の1枚”(2023年8月23日)

上皇ご夫妻 軽井沢で重ねた年月 結婚前のお二人が…“偶然の1枚”(2023年8月23日)

 4年ぶりにご静養で軽井沢を訪れている上皇ご夫妻。23日、思い出の地を散策したお二人はキャベツ畑で手をつないで、仲睦まじく思い出話を交わされました。

■お二人 手をつなぎ“笑顔の会話”

 22日から軽井沢で静養されている上皇ご夫妻。ご覧になったのは昭和天皇がこの地について詠まれた歌の歌碑です。「浅間おろし つよき麓にかへりきて いそしむ田人 たふとくもあるか」。ここは、満州から引き揚げた人々が切り開いた大日向開拓地。昭和天皇は開拓した人々の苦労を思って詠まれたそうです。

 あいにくの曇り空ではありますが、手を取りながら散策されるお二人。聞こえてくる会話に耳を傾けてみます。

 美智子さま:「青空が出て参りました」
 上皇さま:「青空ね、本当ね。この花は何でしょうね、キク科植物だけどね」
 美智子さま:「イモ?なんとかイモって言うんじゃなかったかしら」
 上皇さま:「そうなんだ」
 美智子さま:「いつもここに来るたびに。あちらにアサマフウロがございますよ」
 上皇さま:「ああ…アサマフウロね」

■キャベツ畑を訪れ 笑顔で会話

 お二人はキャベツ畑にも足を延ばされます。手を取りながら、あぜ道を進まれます。

 上皇さま:「何坪か、皆で配ったのね。職員が」
 美智子さま:「自分たちはその頃、食糧難だったから、ありがたかった」

 尽きない思い出話。

 農作業中の人:「また元気な姿を生で見られるのが私たちの励みかなって」

■上皇ご夫妻4年ぶり 軽井沢静養

 人々が心待ちにしている、お二人のご訪問。軽井沢町にある明治創業の写真館には。

 土屋写真店 町田靖彦さん:「これは昭和33年(1958年)の夏…偶然、先代がシャッターを切った時に」

 偶然、撮れたという結婚前のお二人の写真とは。

■結婚前のお二人が…“偶然の1枚”

 上皇ご夫妻が出会われるきっかけとなった軽井沢のテニスコート。1958年の映像には結婚前のお二人が映っています。その動画にはないワンシーンが地元の写真館にありました。同じ年の夏、ラケットを持って笑顔を見せられる上皇さま。少し離れた後ろの席に美智子さまのお姿が。

 土屋写真店 町田靖彦さん:「これがあまりにも日本中で有名な写真になりまして」

 さらに結婚後、初めて軽井沢を訪問された時の写真です。撮ったのは先代ですが、町田さんもお二人がテニスコートに来られた時には必ず写真を撮りに行くそうです。

 土屋写真店 町田靖彦さん:「美智子さまが振り返って球を追い掛けながら『今の入ってました?』って我々、やじ馬に言葉を掛けてくれたり、我々に手を振ってくれたり親しみがありました」

 ご夫妻は29日まで滞在される予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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