日大“薬物事件”別の4人も関与か 「一緒に吸った」スマホ解析で浮上(2023年8月23日)

日大“薬物事件”別の4人も関与か 「一緒に吸った」スマホ解析で浮上(2023年8月23日)

日大“薬物事件”別の4人も関与か 「一緒に吸った」スマホ解析で浮上(2023年8月23日)

 日大アメフト部の部員が大麻などを所持したとして逮捕された事件。警視庁が別の部員4人を任意で聴取したことが新たに分かりました。事件の全容は。

■日大“薬物事件”別の4人も関与か

 23日朝、日本大学の林真理子理事長は記者の問い掛けに答えることはありませんでした。

■「一緒に吸った」スマホ解析で浮上

 22日、警視庁は大麻取締法違反の疑いで日大アメフト部の寮に2回目の家宅捜索に入りました。その後の捜査関係者への取材で、北畠成文容疑者(21)以外の別の4人の部員に対して、警視庁が任意の聴取を行ったことが分かりました。北畠容疑者は「4人の部員と一緒に吸った」という趣旨の供述をしているといいます。

 別の4人の部員が関与した疑いが浮上した“鍵”にスマートフォンがありました。捜査関係者によりますと、押収した北畠容疑者のスマートフォンに他の部員との大麻に関わるやり取りが残されていたといいます。これまで日本大学は、北畠容疑者の“個人の犯罪”として、アメフト部の無期限停止処分を5日後に解除しています。

■文科省「検証を」林理事長に通知

 文部科学省は22日、日本大学に対し、ガバナンス上の問題があったとして第三者による調査委員会で原因究明を進め、管理運営体制の再構築を求める通知を出しました。通知では、植物片と錠剤を発見してから警視庁への連絡が12日後だったこと、大麻使用についての情報提供や部員からの申告などがあった際、部内だけにとどめた理由、会見での説明と警察関係者の発言との食い違いなど10項目について、調査・検証するよう求められています。

 捜査関係者によりますと、22日の2回目の家宅捜索で薬物に関わるものは見つかっていないといいます。

 元検事 若狭勝弁護士:「全く大麻が残っていなかったら大麻がありましたという供述を皆がしたとしても、逮捕したり起訴したりするのは難しいが、今回、北畠容疑者がかすかながら持っていた、それは使った残りだろうと。使っていない時の所持ということで(北畠容疑者と)4人が共同で所持していたということがいえる。所持罪で捕らえて起訴することは可能」

 警視庁は、北畠容疑者とは別の4人の部員のスマートフォンを押収していて、解析を進めていくとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事