【独自】「ルフィ=今村容疑者らがVIPルームから指示していた」狛江強盗致死事件の指示を裏付ける重要証言になるか グループの女が警視庁に供述|TBS NEWS DIG
強盗事件の指示役とされ、「ルフィ」を名乗っていた今村磨人容疑者らが、死者の出ている東京・狛江で起きた強盗事件に関与したことを示す、女の供述があることが分かりました。女は「指示を出す一部始終を目撃した」ということです。
けさの警視庁成城署。うつろな眼差しで座るのは、フィリピンを拠点にしていた特殊詐欺グループの藤田聖也容疑者(39)です。一連の広域強盗事件をめぐって、きょう新たな動きが。
警視庁は「ルフィ」と名乗っていた、▼今村磨人容疑者(39)のほか、▼藤田聖也容疑者(39)、▼渡辺優樹容疑者(39)、▼山田李沙容疑者(27)のあわせて4人を強盗予備などの疑いで再逮捕しました。今年1月、強盗目的で凶器を用意し、東京・足立区の住宅から金品を盗もうとした疑いです。
被害者宅の近隣住民
「(被害者が)変な電話がかかってきたと言っていたのは聞いた」
この“不審な電話”をかけていたのが山田容疑者とみられます。被害者に資産状況を尋ねる“アポ電”でした。
山田容疑者(窃盗罪の公判)
「殺すと言われ組織から逃げ出す勇気が無かった」
これまでの自身の裁判で、幹部の“恐怖による支配”を証言してきた山田容疑者ですが、警視庁の任意聴取に対し、重要な供述をしていることが新たに分かりました。
それは今年1月、東京・狛江市で大塩衣与さん(90)が死亡した、強盗致死事件についてです。
山田容疑者
「事件当日、入管施設のVIPルームで今村容疑者ら幹部が事件に関する会話をしていた」
VIPルームとは、入管施設の職員への賄賂によって黙認されていた冷房などが完備された部屋。山田容疑者は事件への自身の関与を否定していますが、施設の中で目撃した一部始終をこう供述しているといいます。
山田容疑者
「幹部らが『こんな大金、俺だったら地下に隠す、地下を探せ』と指示を出していた」
幹部らは実行役に電話で地下を重点的に探すよう指示をしたといいますが、大塩さんは地下の廊下で両手首を結束バンドで縛られ死亡しているのが見つかりました。
山田容疑者
「事件のニュースを見て、『おばあさんが死ぬとは思わなかった』と話していた」
山田容疑者の供述によると、大塩さんが死亡したことを知った幹部らは焦った様子だったということです。
警視庁はこれらの山田容疑者の供述について、今村容疑者ら幹部が指示役として事件に関与したことを裏付けるための重要な根拠のひとつとみていて、慎重に捜査を進めています。
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