サンマ1匹5378円…今年も不漁 「庶民の口には入らん」嘆きも(2023年8月21日)
■サンマ1匹5378円 今年も不漁
これから本格的に食卓をにぎわすサンマ。21日朝、札幌市中央卸売市場では19日に水揚げされたサンマの初競りが行われ、1キロ23万円の値が付けられました。1匹あたりに換算すると、なんと2万8000円。去年と比べて4倍以上の高値です。
■「庶民の口には入らん」嘆きも
競り落とされたサンマは早速、札幌市内のスーパーの店頭に。価格は仕入れ値より安いとはいえ、一匹4980円。税込みで5378円です。
スーパーの客:「高いです。1桁高いですね」「庶民の口には入らん!」「去年もそうだったし、とれていないのを考えたらこんなものじゃないですか?」
サンマの漁獲量は減少が続いています。およそ20年前は20万トン以上あったのですが、2010年以降、減少傾向となリ、去年はわずか1.8万トンとなっています。
東京・新橋の飲食店では先日仕入れた冷凍のサンマの焼き魚を一匹380円としましたが、新サンマの場合、いくらになるのでしょうか。
根室食堂(東京・新橋) 平山徳治店長:「380円にこだわりたいと思う。基本的には儲けなしか、ありかというところで上げたい気持ちもあるんですけど、サンマを打ち出すことで、お客様の数を増やしたい思いもある」
根室の漁業関係者からは9月半ば以降は海水温も下がり、今年のサンマの価格の見通しもつくのではと聞いたといいます。ただ、初競りでの高値を考えるとサンマの価格据え置きには不安も。
根室食堂(東京・新橋) 平山徳治店長:「(仕入れ値は)高くなるでしょう、確実に。今、困惑していて結論が出ないです。この会話だけは冷や汗出るんです」
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