土砂崩れで約1600人孤立…台風7号の被害相次ぐ 東海道・山陽新幹線が運転見合わせ(2023年8月16日)
台風7号の影響で15日に計画運休を実施した東海道新幹線と山陽新幹線。16日は通常運転を予定していましたが、再び、午前中から運転見合わせとなり、駅は大混乱となりました。
午前8時半ごろ、静岡県内の一部で、雨量が規制値を超えたため、東海道新幹線は、三島駅と静岡駅の間で運転を見合わせ。その影響で、全線でも運転見合せとなりました。
台風7号のため、16日に予定をずらしたという人もいます。午後1時の名古屋駅。新幹線の再開を待つ多くの人がいて、座って待つ人の姿もあります。
青森へ行く人:「14日に出発しようと思っていたけれど、とりやめて、きょうに変更したんですけど、きょうもこんな感じで。行けるとこまでいくしかないと思って、とりあえず動くのを待ちます」
東京へ行く人:「(Q.名古屋駅に来たのは)午前9時10分くらい。本当はきのう帰るはずだったけど、新幹線が止まって、予約ができなかったので、きょうの朝なら大丈夫かなと思って」
熊本へ行く人:「きのう飛行機で帰ろうと思ったけど、台風で飛ばなくて、新幹線に切り替えて。4~5時間遅れているので、ホテル今から探して、また振り替えるか考えてます」
山陽新幹線は午後0時半ごろから、東海道新幹線も午後2時10分に、全線で運転を再開しました。
JR東海は、突発的な大雨だったため、折り返し運転などの対応が取れなかったとしています。混雑は夜になっても続いています。
台風7号の影響で、一時、大雨特別警報が発表された鳥取県。鳥取市によりますと、市内の佐治川にかかる2つの橋の崩落が確認されています。
また、鳥取市では、土砂崩れによって、通行止めが発生。佐治町など、一時、21の集落で、約1600人が孤立しました。
消防とともに、孤立が解消されたばかりの集落に向かいます。
津野地区では、15日、避難所にいた80代の女性が、おにぎりをのどに詰まらせたため、救急車を呼びました。しかし、川が越水し、救急隊の到着が遅れたということです。女性は意識不明の状態で、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
台風7号は、日本海を北海道の北に向かって進むとみられ、北日本の日本海側を中心に、強い風や高波に注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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