車内で一夜「命の危険感じた」“想定外”の雪で混乱続く 気象予報士が解説(2022年2月22日)

車内で一夜「命の危険感じた」“想定外”の雪で混乱続く 気象予報士が解説(2022年2月22日)

車内で一夜「命の危険感じた」“想定外”の雪で混乱続く 気象予報士が解説(2022年2月22日)

記録的な大雪の影響で、北海道では交通機関の混乱が続いています。

猛吹雪により、一時、180台が立往生した北斗市の現場。ほとんどの人が、近くの施設に避難しましたが、衝突した車は、入り乱れたままです。手作業でも除雪を進め、復旧を急ぎます。

立往生は、札幌市内でも発生。21日午後8時ごろから、一晩、車内で過ごした人がいます。
車内で一晩過ごした男性:「ずっと1時間おきに夜中、車の中から電話して。『順番に除雪会社が回っていますから』しか言ってくれなくて。朝の7時半ぐらいに車が埋まると思って、このままだとダメだと、命の危機を感じたので歩いて出てきた」
徐々に救助が行われ、10数台が取り残されていたことがわかりました。

駅のホームも、線路も除雪が間に合っていません。JRは、札幌圏の列車について始発から運転を見合わせたため、駅前のバス停には長蛇の列ができました。

空港も、滑走路の除雪が追いついていません。新千歳空港では、22日に発着する全便が欠航となりました。千歳市の積雪は、観測史上最大となる119センチを記録しました。

◆気象予報士の眞家泉さんの解説です。

気象庁は、23日にかけて、新潟県の中越と上越の山沿いでは「除雪が困難となる積雪の恐れ」と、私は今まで聞いたことがない、かなり強い呼び掛けをしています。また、「交通障害が発生する可能性」「不要不急の外出を控えるよう」と注意を促しています。

一連の冬の嵐の影響で、すでに各地では積雪が急増していて、2メートル以上のところも多くなってきています。これだけの記録的な雪となっているなか、再び、大雪が予想されています。23日の予想積雪ですが、北陸では50センチ、東北では30センチ、新たに積雪が増える恐れがあります。

東北では朝まで強まる恐れがあり、吹雪にも注意が必要です。北陸では、昼にかけて警報級の大雪に警戒をしてください。

23日以降も大雪の影響は続き、交通機関への影響も考えられます。雪下ろしも必ず2人以上で十分に注意をしながら行うようにしてください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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