ハワイ大規模火災 マウイ島住民が語る惨状(2023年8月14日)

ハワイ大規模火災 マウイ島住民が語る惨状(2023年8月14日)

ハワイ大規模火災 マウイ島住民が語る惨状(2023年8月14日)

 96人が死亡したハワイ・マウイ島の大規模火災で、壊滅的な被害を受けたラハイナの街に救助に入ったマウイ島の住民が目にした惨状を涙ながらに語りました。

 マウイ島の住民 マーカス・ロドリゲスさん:「私は専門訓練を受けたわけではないが、地域のために救助活動をやりたかった。1人でも2人でも誰かの命を助けることができればと」

 マウイ島で生まれ育ったマーカス・ロドリゲスさんは大火災が発生した翌日の9日早朝に生存者を捜索するため海から船でラハイナに入りました。慣れ親しんだ街の変わり果てた姿に言葉を失ったといいます。

 ロドリゲスさんが撮影した映像を見ると、建物はすべて焼け落ちて熱で鉄骨も曲がり、一部では煙がまだくすぶっているのが分かります。看板だけが残った店も外壁や窓がなくなりました。

 マウイ島の住民 マーカス・ロドリゲスさん:「大量の煙がラハイナから海へ流れ、そして巻き返されたようで、熱はさらに何かを焼こうとしているようでした」

 海のすぐ近くの道路には車で避難していた人が慌てて乗り捨てたとみられる大量の車が残され、すべて燃えてしまっています。

 ロドリゲスさんはこの日、ドローンも使って捜索にあたりましたが、生存者を発見できなかったと涙ながらに話しました。

 ハワイの当局は、これまでに96人が死亡したと発表しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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