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焼夷弾が飛ぶ中、お産の家に…「産めよ殖やせよ」の国策を担った“産婆”が見た戦争と命|TBS NEWS DIG
戦争の記憶を未来につなぐ「NO WARプロジェクトつなぐ、つながる」です。現在の助産師、かつて「産婆」と呼ばれた女性たちは戦時中、国が掲げた「産めよ殖やせよ」という政策の現場を担いました。しかし、取材を進めると国策のためではなく、ひとりの人間として尊い命と向き合った産婆たちの姿が見えてきました。
妊娠や出産、育児まで母と子に寄り添う助産師。かつては産婆と呼ばれ、自宅での出産を介助しました。
日本は戦争に突入すると「産めよ殖やせよ」を掲げ、兵力となる子どもを増やそうとしました。その重要な国策を担ったのが産婆でした。
助産師 望月知佳さん
「焼夷弾が飛んでくる中、お産のお家に行ったりとか。命がけですよね」
助産師の望月知佳さんと玉川圭子さんは、11人の産婆から話を聞き、冊子にまとめました。
高木住子さん(享年84)。戦時中の様子を語る音声が残っていました。
高木住子さん(2010年11月録音)
「従軍看護婦で来るように言われた。戦争中だったから、勝負兵のために尽くしたい」
戦地に行く覚悟を決めた高木さんを周囲は引き止めました。
高木住子さん(2010年11月録音)
「私らは絶対負けると思ってなかった。だから行くと言っていた。勝つから、勝つために、看護のために行く予定だったのに。お国のため、本当にそれだけ」
この音声を録音した静岡大学の白井千晶教授です。
静岡大学 白井千晶教授
「戦争と産婆は本当に切り離せない。従軍看護師として戦地に一緒に出掛けた方もいれば、外地に行って色々な方のお産をとった方もいた。生み育ての歴史がまさに凝縮されている」
高木さんの家族は命に向き合う母の姿をみていました。
長女 祥江さん
「夜中でも生まれそうだと呼びに来ると、玄関開けたまんまで、ばっと飛び出すような感じ」
次女 優江さん
「みんな誠実に生きて幸せな社会になればと思っていたのでは」
ひ孫を抱き、微笑む高木さん。亡くなる直前まで助産師として働きました。高木さんの願いは今の助産師たちに受け継がれています。
助産師 玉川圭子さん
「先生みんな手がきれいなんですよね。いっぱい苦労してきたと思うが、助産師の手ってこんなに温かいのか、きれいなのか。自分もそうなれたらいいなと」
戦争に翻弄されながらも命を繋ぎ、守った産婆たち。その眼差しはまっすぐ尊い命に向けられていました。
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