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夏の台風の特徴は“ゆっくり&勢力落とさない” 台風7号本州上陸か 離れた地域でも大雨に要注意【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
15日にも本州に上陸が予想される台風7号。各地で線状降水帯予測情報が発表され、台風から離れている関東でも可能性があるということです。
■台風7号 各地で大雨のおそれ
南波雅俊キャスター:
台風7号は関西を縦断して日本海に抜けていく見込みですが、注意することはありますか?
広瀬駿 気象予報士:
夏の台風の特徴は動きがゆっくりしていることです。今回の台風7号も15日にかけてゆっくりと、勢力を落とさず動いていきます。そのため台風の進路にあたる地域では長時間にわたって暴風や大雨が降り続くような危険性もあります。また離れている地域でも湿った空気の影響を受けて大雨となる恐れがあります。
南波キャスター:
ゆっくり、さらに勢力が落ちない分、雨量も多くなってきそうです。16日の正午までの48時間予想雨量によりますと、静岡や愛知、三重、四国の一部や鳥取などで400ミリを超える可能性があります。
広瀬気象予報士:
特に紀伊山地の南東斜面は雨が降りやすいのですが、普段、雨の少ない近畿や北部の日本海側の地域でも、台風本体の雲がかかると1か月、2か月分の雨が降ってしまうかもしれません。また関東、特に神奈川県西部の丹沢山地や箱根周辺でも警報クラスの大雨になる恐れがあります。さらに、吹き返しの風の影響で鳥取などでも危険な状況になり得るかと思います。
■台風から離れている地域でも激しい雨の可能性
南波キャスター:
大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある「線状降水帯予測情報」が14日午前に発表されました。関東甲信地方にも可能性があるようです。
東海:14日午後~15日夜まで
近畿:14日午後~15日午後まで
四国:14日夜~15日午後まで
関東甲信:14日夜~15日午前中まで
中国:15日午前中~15日午後まで
広瀬気象予報士:
神奈川県西部あたりで激しい雨が降りそうです。それだけ強いパワーを持った台風ですので、台風の進路にあたらない遠い地域でも雨雲が発達してしまう危険がありますので、関東や中国地方の皆さんも警戒を強めるようにしてください。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
特に生活必需品を扱う企業などは、製造のために必要な材料の仕入れ、そして出荷があるので台風の進路や雨量がとても気になるところです。サプライチェーンに関わる方々はこの時期は非常に大変ですね。また最近は台風についての報道が増えたおかげで、一般的な知識が高まり、企業が運休をするのも増えましたね。
日比麻音子キャスター:
様々な可能性を考えて、先々の行動をお願いいたします。
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