台風7号接近 お盆シーズン直撃 客の受け入れストップ“苦渋の判断”(2023年8月14日)

台風7号接近 お盆シーズン直撃 客の受け入れストップ“苦渋の判断”(2023年8月14日)

台風7号接近 お盆シーズン直撃 客の受け入れストップ“苦渋の判断”(2023年8月14日)

■台風7号接近 観光地は一変 暴風波浪警報も

 14日正午ごろ、紀伊半島は台風7号の強風域に入りました。

 本州の最南端にある和歌山県串本町。台風の影響を、本州で一番早く受ける場所です。最大瞬間風速は17.2メートル。歩くのが困難になる強さです。いつもは空は澄み、穏やかな太平洋が広がりますが、14日は、空は暗く海は大しけに…。暴風と波浪警報が出されました。

 急ぎ足で、雨宿りできる場所を探す観光客。雨脚は強くなる一方です。

 観光客(三重から):「(Q.これだけ降ってくると)思っていなかった。きょう一日遊んで帰る予定だったが、早めに切り上げて午前中で帰ろうかと」「(Q.どんなことしたかった)泳ぎたかった」

 町を一望できる灯台。客に外に出ないよう呼び掛けられました。

 観光客(大阪から):「天気は悪くて外にも出られなくて残念だけど、海の迫力も見て、それはそれで良かったなと思う」

 施設は、客の安全を考え、午後5時までの営業を2時間前倒しで終了することを決めました。
  
 熊野観光開発 山口博隆総務部長:「一番被害を受けるのは、風。物が飛んできたりすることがあれば、だいぶ被害は出るかなと思う」

■受け入れストップ “苦渋の判断”

 自然豊かな紀伊山地を背に、雄大な海が広がる串本町。ダイビングスポットとしても人気で、海の動物の生き生きとした姿を、間近で楽しむことができます。

 ただ、台風接近に伴い、ダイビングショップは12日から客の受け入れを取りやめました。

 DIVE ISLAND 山崎正紀さん:「関東とか富山、千葉の客もいた。痛いですね。お盆は海のレジャー系はかき入れ時になってくるので…」

 町に開設された避難所に身を寄せる女性。

 近くに住む女性(80代):「(家は)海の近く。今のうちに来ておかないと(あすは)余計に来られなくなる」

 影響は東海でも…。三重・尾鷲市は暴風波浪警報が出されました。漁師は朝から暴風雨への対策に追われました。

■夏の風物詩にも“変更” ギリギリの調整続く

 夏の風物詩にも、次々と影響が出ています。

 お盆の4日間、夜通しで行われる岐阜県郡上市の「徹夜おどり」。コロナ禍を経て、4年ぶりの通常開催に戻った矢先の台風接近です。14日夜、開催するか、中止にするか…。ギリギリの判断が続いています。

 熱戦が続く夏の甲子園は、15日の試合を16日に順延することが決まっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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