4年ぶり復活「びわ湖大花火大会」で大揉め “4mフェンス”設置に地元民「バカげている」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
4年ぶりに復活する「びわ湖大花火大会」ですが、実行委員会が高さ4メートルのフェンスを設置したことで、地元自治会が開催に反対する異例の事態となっています。一体なにが?最新情報をまとめました。
■実行委、フェンス設置は“混雑緩和”と“安全性の向上”と説明
良原安美キャスター:
8日に行われる「びわ湖大花火大会」では、主催者と住民でいざこざが起きています。状況を整理していきましょう。
有料エリアと無料エリアに分かれています。今回から、有料エリアが1万席ほど増え、約5万席が用意されています。その分無料エリアが少し縮まりました。そして、有料エリアの後ろにフェンスが設置されました。
このフェンスは高さ4メートルあります。びわ湖大花火大会の実行委員会は、設置の理由をこのように説明しています。
・緊急車両の進入が困難になることを防ぐための混雑緩和
・雑踏事故の危険性を低くするための安全性の向上
という目的です。
例年、有料エリアの後ろの辺りはたくさんの方が花火を見ようと集まるそうなんです。そうしたことをなくすためのフェンスの設置、というわけですが、これには地元の方たちが怒っているということです。
■専門家「安全に開催するには全席有料化するのが望ましい」
良原キャスター:
フェンスの他にも、今回は有料席の席数が増えたことで無料エリアが狭まっています。
ここに人が殺到するんじゃないか、さらにフェンスの隙間にも人が殺到して、逆に危険なのではという心配もあるようです。
一方、有料席というのは、安全性に大変効果があるということです。
関西大学・群集安全学に詳しい川口寿裕教授によりますと「花火大会を安全に開催するには、全席を有料化するのが望ましい」といいます。
その上で「地元の方たちには、無料・格安チケットを配布するなどの対応を」ということで、地域の方も納得して運営ができるのではということでした。
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