医療情報ひもづけミス1000件超 “マイナ保険証”総点検で中間報告(2023年8月8日)

医療情報ひもづけミス1000件超 “マイナ保険証”総点検で中間報告(2023年8月8日)

医療情報ひもづけミス1000件超 “マイナ保険証”総点検で中間報告(2023年8月8日)

 マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」を巡って、他人の情報が誤って登録されたケースが新たに1000件余りあることが分かりました。

■医療情報 ひも付けミス1000件超

 全国で相次ぐトラブルを受け、岸田政権が取り組んでいる「マイナンバーカード総点検」。作業が始まっておよそ1カ月半経った8日、中間報告が公表され、新たなひも付けミスが明らかとなりました。

 河野デジタル大臣:「健康保険証にかかるひも付け誤りについてでございますが、点検データの0.007%、1069件において個人情報と番号が違っていた」

 マイナンバーカードと健康保険証を一体化したマイナ保険証を巡っては、これまでに他人の情報が登録されていたケースが7372件確認されていて、累計で8441件となりました。

 本来、ひも付け作業では「氏名」「生年月日」「性別」「住所」の4つの情報が必要ですが、「住所」を含まない3つの情報で作業を行っていた健康保険組合があったということです。

 河野デジタル大臣:「やはり同姓同名で同じ生年月日の人が1億2000万人の中でこれだけいるんだという認識が各ひも付け機関の中で薄かったのかなと」

■公務員の共済年金も ひも付けミス

 ひも付けミスは公務員の共済年金でも見つかりました。

 河野デジタル大臣:「すべての年金受給権者510万件弱について点検をした結果、118件のマイナンバーのひも付け誤りが判明致しました。このすべてにつきましてマイナンバーの修正が完了し、年金支給額に影響がないことは確認をしております」

 また、障がい者手帳情報とのひも付け作業では、調査した237の自治体のうち50の自治体で適切な方法で個人を特定していないことが確認されたことから、すべての自治体でデータの総点検をするということです。

 総点検について岸田総理は8日、11月末までに実施するよう指示を出しました。

 河野デジタル大臣:「11月末が無理というところがあればそこはまた、期限は協議をしていきたいと思っておりますが、おおよそできるんじゃないかなと思ってます」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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