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「思わずえーと言ってしまった」主要空港で“門限”最も早い伊丹空港で5便欠航 背景に周辺の騒音問題
6日夜、伊丹空港で、運用時間の午後9時までに離陸できなかった5便が欠航となりました。全国の主な空港の中で“門限”が最も早い伊丹空港の課題はどこにあるのでしょうか。
前日の伊丹空港は、台風6号の影響などで昼間から遅れが相次ぎ、空港の運用時間内の午後9時までに離陸できなかった5便が欠航となったほか、伊丹行きの7便が急きょ関西空港に着陸しました。
伊丹空港を離陸できなかった飛行機に乗り合わせた人は…
「21時の制限時間のちょっと前にアナウンスがあって『この便は欠航となります』と。周りも『やっぱりか』とか、『ウソだろ』とか、『えーっ』という声はでていたし、私も思わず『えーっ』と言ってしまった」
伊丹空港の運用時間は午前7時から午後9時までで、これは全国の主要空港で最も早い「門限」なのです。この背景にあるのは、空港周辺の騒音問題です。
伊丹空港は1994年に関西国際空港が開港するまで、成田空港に次いで国際線の就航数が多い空港でした。関西経済の大動脈として役割を果たす一方、周辺住民は長年、騒音問題に悩まされてきました。約15年にわたる住民の裁判闘争を経て、現在の“限られた”運用時間となっているのです。
一方、緊急事態の際には、周辺自治体で議論が重ねられてきました。
伊丹市・藤原保幸市長「伊丹空港はその補完機能を果たすべきである。できるだけの協力をすべきであろう」
5年前に関西を襲った台風21号では、関西空港の第1ターミナルがほぼ全域で冠水するなど甚大な被害が出ました。そのため、国からの要請を受け、伊丹空港で臨時の増便を受け入れることとなりました。しかしー
藤原市長「特に時間制限についてですが、従来飛んでいなかった時間帯に飛行機が飛ぶことになると、騒音・環境問題が惹起されるので、地元としては午後10時までの延長は認められない」
周辺自治体の協議の結果、運用時間の延長については認めなかったのです。
空港周辺の住民は、どのように考えているのでしょうか。
「全体のことを考えたら、うるさく感じる人もいるので、午後9時ぐらいが妥当かな」
「うるさいですね。でも、午後10時くらいまでだったら、私は全然気にならない」
飛行機の小型化や住宅の騒音対策も進む中、空港の利用者と周辺住民が、ともに納得できる運用の在り方が求められています。
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