イギリスで議員の政界離脱相次ぐ…SNS利用が背景?(2023年8月4日)
イギリスの国会議員が仕事量の多さやSNSの罵声によるストレスなどから続々と引退を表明しています。
イギリス ウォレス国防相:「自分の家族に、これまで多くの犠牲を強いてきたからだ」
先月、こんな理由で「政界引退」の意向を示したイギリス、ウォレス国防相。
ウクライナ支援をリードしてきた人物の決断に大きな衝撃が走ることとなりました。ただ、政界を去るのは彼だけではないのです。
実は今、イギリスでは政治家の引退ラッシュ。
国のコロナ対策に尽力した2人の元保健相、さらに前副首相などが続々と次の総選挙へ出馬しないことを表明。なんと7月中旬の時点で下院定数650中、68議員が不出馬を表明し、その多くは30代、40代の若手議員だそう。一体、なぜ皆辞めてしまうのでしょう。
タイムズ紙によると、国民からの幻滅や信頼感の低下、総選挙での保守党の大敗予想などによる影響があるとみられていますが。もう一つ、あることが問題視されたのです。
“SNSのストレス”。
英タイムズ紙:「有権者にサボっていると思われないように、外出中の写真を常に投稿しなければならないと感じているのだ」
今や当たり前となった政治家のSNS投稿。しかし、その一方、投稿したらしたで浴びせられるのは数々の“中傷コメント”。
去年のBBCの分析によると、国会議員に送られてくる攻撃的なコメントは一日になんと3000件以上とのこと。
イギリスで相次ぐ議員の辞職。これはイギリスだけの話なのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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