台風6号 沖縄12万軒で停電 クーラー使えず熱中症の懸念も(2023年8月3日)

台風6号 沖縄12万軒で停電 クーラー使えず熱中症の懸念も(2023年8月3日)

台風6号 沖縄12万軒で停電 クーラー使えず熱中症の懸念も(2023年8月3日)

 大型で非常に強い台風6号により、沖縄では全世帯の4分の1にあたる16万軒が現在も停電するなど影響が広がっています。臨時便の運航が決まった空港には朝早くから長い列ができました。

■台風6号 沖縄12万軒で停電

 信号は消え、飲み物を飲もうにも自動販売機が反応しません。一時、沖縄県で全世帯の4分の1にあたる16万軒余りが停電。3日午後4時すぎ現在では約13万軒で停電が続いているといいます。

 那覇市に移住して2年目の人は「台風の怖さを体験中」と話します。

 去年 那覇市に移住:「(おととい)夜9時すぎくらいから全く(電気が)つかなくなってしまって、きょう解消されなければ3日目。沖縄って結構、湿度が高いので、年中通して。暑いのがつらい、エアコンがつかないのが。(熱中症対策で)水分取って窓を開けて、部屋を暑くしないように工夫」

 さらに…。

 去年 那覇市に移住:「洗い物もできないので、水が出ないから。なるべくお弁当を買って。ここまで被害が大きくなると思っていなかった」

■クーラー使えず 熱中症の懸念も

 先月31日から、もう4日も停電しているというお宅も。やはり、大変なのは夏の沖縄の暑さです。

 住民(80代):「クーラーなし、扇風機もない。もう大変」

 明かりは懐中電灯、冷蔵庫の代わりにクーラーボックス。中に入れる氷は店に買いに行くといいます。

 電線が切れたところも…。

 地元の人:「バーンて切れたらしくて、火花が散ったらしい。危ない状態で誰も触れない状態でした」

 街を歩くと強風のせいか、切れた電線を目にします。

■台風6号“Uターン”西日本接近も

 台風6号は西よりに進んでいますが、この後にUターンする可能性があります。4日からは次第に進路を東よりに変え、沖縄本島に再び接近しそうです。さらにその後、西日本に接近する恐れもあります。

■臨時便チケット 早朝 空港に行列

 那覇空港では3日午後から全日空が運航を再開。日本航空も臨時便を運航しました。このため那覇空港にはチケットを求め、朝早くから大勢の人が殺到。空港に午前7時に来たという人は…。

 空港に朝7時に来た人:「台風で旅行客が足止めになったニュースを見ても人ごとだった。いざ自分がこうなると、帰ってからの仕事などがすごく大変」

 SNSの声「やっぱエコバッグ」さん:「カウンターで手続きを行い、特別整理券ゲット!あとは空港ベンチでひたすら呼び出しを待つのみ!」

 SNSに投稿した「やっぱエコバッグ」さんが持っているのは臨時便の整理券です。5時半の空港の外の動画。この整理券をもらうために午前4時に起床し、5時半に空港の外に並んだといいます。整理券の番号順に搭乗できるとのことです。

 やっぱエコバッグさん:「今、たまたま13時30分で770番まで案内が始まっている。席離れなくて、番号呼ばれてすぐに手を挙げ、カウンターに飛んでいく」

 番号は999番と1000番。あと230人ほどです。結局、午後5時と6時のJALの臨時便に乗れず、午後8時の便を待つそうです。

 やっぱエコバッグさん:「とりあえず、キャンセル待ち的な番号はもらったので、きょうだめたったらまたあした(午前)5時にホテル出て、6時から並ぶ」

 4日は、ほとんどの便の運航が決まっていますが、天候次第では欠航になる可能性もあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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