今秋にも総選挙?大阪で各党が火花 維新は準備進むも“包囲網”を警戒 自民・公明は臨戦態勢に

今秋にも総選挙?大阪で各党が火花 維新は準備進むも“包囲網”を警戒 自民・公明は臨戦態勢に

今秋にも総選挙?大阪で各党が火花 維新は準備進むも“包囲網”を警戒 自民・公明は臨戦態勢に

 次の解散・総選挙がいつになるのか、今秋ごろか、その後なのか注目されていますが、大阪では早速、次の衆院選に向けて様々な動きが出ていて、まさに火花が散っている状況です。

 自民党・茂木敏充幹事長
「いかにこの大阪の復権、さらには稼げる力、この再生というのは極めて重要。次期の総選挙、さらには2年後の参議院選挙、そして4年後の統一地方選挙の勝利に向けて、それくらいのスパンでは考えなければいけない」

 2日、今後の選挙で「勝てる候補」を選んだと自信を見せた茂木幹事長。その言葉の矛先はー。

 大阪で圧倒的な力を持つ維新です。

 統一地方選で大きく議席を伸ばし、次の衆院選では公明党の現職がいる6選挙区に擁立を決めました。

 大臣経験もある公明党・赤羽一嘉氏の選挙区に新人を擁立するなど着実に準備を進めています。

 しかし、その維新にも“弱点”がー。

 「万博協会は一体、何をやっとるんやという話がね」

 「聞こえのいい無償化の言葉ばかりが先行して、結果として子どもにとって不利益がある案となっています」

 「大阪維新の会として、最も重い除名の判断を致しました」

 党内に横たわる多くの〝イザコザ”が悩みの種です。

 3日、党の吉村洋文共同代表はー。

 日本維新の会・吉村共同代表
「次の衆議院選挙は厳しい選挙になると思います。上っ面なやり方をしていると、有権者は必ず見抜くと思います」

 〝維新包囲網”への危機感をあらわにしました。

 このタイミングで自民党の茂木幹事長は、「維新に勝つ」ための大阪に特化した目玉政策を作ると宣言しました。

 そして、会見を終えた茂木幹事長が足早に向かった先はー。

 茂木幹事長
「今の政権与党にとって欠かすことができない存在。それが佐藤茂樹さんだ。スローガンだけの野党に任せるのか。これがまさに問われているのが、来るべき総選挙である」

 公明党・佐藤茂樹国対委員長のパーティーです。

 山口代表も交え、「異例」とも言えるパフォーマンスで、早くも臨戦態勢の構えです。

 この動きに、公明党内ではー。

 公明党関係者
「フルオープンでの公開はなかなか無いですね。『発信力』強化ですよ。解散がいつになるか不透明ですが、準備は早いに越したことはない」

 徐々に、熱を帯び始めた選挙戦への動き。

 立憲民主党・泉健太代表
「大阪は辛抱の時かもしれない。でも間違いなく光は訪れる」

 岸田首相が秋に解散に踏み切るのか、憶測が飛び交う中、各党が火花を散らしています。

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