熱中症防ぐカギは「朝ごはん」 味噌汁で塩分&水分チャージ(2023年8月2日)

熱中症防ぐカギは「朝ごはん」 味噌汁で塩分&水分チャージ(2023年8月2日)

熱中症防ぐカギは「朝ごはん」 味噌汁で塩分&水分チャージ(2023年8月2日)

 東京都内は1日から一転、暑さが復活して再び猛暑日となりました。連日の暑さによる熱中症リスクを下げる鍵は朝ごはんにありました。特に和食が良いそうです。

■「暑い」京都ムシムシ38.3℃

 横殴りの雨が降っているのは福島県南会津町。1時間前の空から景色は一変、側溝から雨水があふれて道路が冠水していました。2日午後3時ごろ、福岡市内も暗い雲に覆われ、レンズには雨粒が。2日も大気の状態が不安定で、局地的にゲリラ雷雨が発生しました。ただ、その福岡県、1日よりも暑くなりました。朝倉市の最高気温は38℃まで上昇。

 京都市は38.3℃、全国2番目の暑さとなりました。

 2日は全国で35℃以上の猛暑日が続出。東京も1日とは一転、うだるような暑さが戻っています。1日は一時、22.2℃まで気温が下がりましたが、2日は最高気温34.7℃まで上がりました。

 そんななか、朝からたくさんのお客が詰め掛けていたのが浅草にある「味噌汁専門店」です。お目当ては味噌汁とおにぎりのモーニング。

 客:「汗をかく子たちなので、子どもにみそ汁・おにぎりで塩分を取らせておくのは安心…」
 娘:「(朝ごはんは)大事だと思う」
 母親:「バテないようにね」

■味噌汁で塩分&水分チャージ

 皆さん“危険な暑さ”を乗り切ろうと、意識して「朝ごはん」を食べているようです。熱中症対策で朝ごはん。

 帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長 三宅康史医師:「朝ごはんを食べないで出掛けることは、今の時期は熱中症になりにいくようなもの」

 そう話すのは、帝京大学高度救命救急センターの三宅医師です。

 帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長 三宅康史医師:「朝ごはんが重要なのは、しばらく食べていなくて初めてエネルギー・水分・塩分をチャージするタイミングだから」

 人の水分補給は「飲み物から」だけではありません。一日に必要な水分の半分近くを人は「食事から」摂取しているとされ、朝ごはんを抜けば大事な水分補給のタイミングを逃していることになるのです。

 そんな欠かせない「朝ご飯」。なかでも特に「良い」とされるのが「和食」です。100グラムあたりに含まれる水分は食パンがおよそ38グラムなのに対し、ごはんはおよそ60グラムと1.5倍です。さらに、ごはんとセットの味噌汁も。

 帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長 三宅康史医師:「特にみそ汁は塩分も入っているし水分もある。熱中症のリスクを避けることができる。“朝食はパン”の人にとってもスープを付けたり、水分補給をちゃんとすることで、水分・塩分・エネルギーの補給はできる。(朝ごはんを)取らないのが一番良くない」

 三宅医師は「3食バランス良く食べること」、その重要性を改めて強調しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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