観光客も避難所に…各地で停電、高潮にも警戒“猛烈な風”台風6号沖縄直撃へ(2023年8月1日)
大型で非常に強い台風6号が沖縄に近づいています。勢力を維持したまま、速度が落ちる予想で、大荒れの時間帯は、かなり長くなる見込みです。
うるま市は、高潮警戒のため、全域に避難指示を出しています。
また、うるま市では、停電が発生しています。
喜久山眞由美さん:「うちオール電化なんですよ。一切、料理もできないので、カセットコンロで煮物とご飯を炊きました」
クーラーや扇風機も使えません。
喜久山眞由美さん:「長引きそうですよね。電気が早くつくことを願っています」
那覇市役所の1階部分は、避難所として利用されています。住民だけではなく、観光客も受け入れています。
観光客:「きのう観光していて、たまたまここを見つけて。避難のメールが来たときに、ここの名前があった。(Q.もともと泊まっていた場所は)川がすぐ横にあって、とりあえず逃げようって。怖かったので」
観光客:「私にとって台風自体がはじめて。とても怖い。でも、今は怖くない」
先月31日、大行列ができていた那覇空港も朝から閉鎖されました。全便欠航で、5万人あまりに影響が出る見通しです。それなのに空港には人の姿がありました。
三重県からの観光客:「(Q.どうして、この時間に)朝イチで飛行機、開いてたら取れるかなと思って。(Q.どうでしたか)入った瞬間に『開いてません、閉館です』って」
三重県からの観光客:「ホテルがパンパンで困ってますね」
普段なら観光客で賑わう奥武島は誰もいません。国際通りも人はまばら。ショッピングモールや、スーパーでは、早々と臨時休業するところも出ていました。
台湾から来た女性は、3日分の食料とお菓子を買っていました。
台湾から来日の女性:「台風が近づいていることに恐怖を感じています。心配して『台湾に帰りたい』と言っている仲間もいます。しょうがない…」
やむを得ずホテルに閉じこもる観光客は少なくありません。
東京から来た観光客:「ホテルに缶詰めになるので、そのための必要な物を買って。飛行機が飛ぶか飛ばないかで、延びちゃうかもしれないのが心配」
29日から沖縄を満喫して、1日に大阪に帰る予定だった親子。
大阪から家族旅行・豊田さん:「雨が降ったりやんだりですが、風はずっと強いです。お部屋の中でお絵かきをして過ごしています」
夕食は、スーパーやコンビニで買ったおかずを温めます。
大阪から家族旅行・豊田さん:「(Q.仕事は休まざるを得ない)1日、急きょ、休みをいただいたり、調整してもらっている。旅行社の方に、航空券をお任せしているので、(帰りの便)は、当日、現地に行ってみないとわからない。(Q.まだ完全に便が取れているわけではない)まだ確証は、連絡は来ていない」
豊田さんが泊まったホテルでは、宿泊客の不安を少しでも和らげようとカップ麺の無料提供を始めました。
ホテルパームロイヤルNAHA国際通り・高倉直久総支配人:「ずっと帰れないお客さまもいる。新しく沖縄に入ってくるお客さまも来られない状況。非常に質の悪い台風だなと」
ただ、現時点に限っていうと、稼働率は高いそうです。それだけ、帰れなくなった観光客が多いということです。
台風6号は風台風です。沖縄本島は、どんどん風が強まっていて、南城市の糸数では、最大瞬間風速50メートルを超える猛烈な風を観測しました。2日にかけては、60メートル以上の風が予想されていて、一部の住宅が倒壊する恐れがあります。
停電は、うるま市だけでなく、沖縄県の各所、16万4620世帯で確認されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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