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【北極ノート】網を振り上げ海鳥捕獲!アッパリアス猟に同行(2023年7月31日)
“最北の村”シオラパルクに到着して数日がたったある日でした。
ホームステイ先の家主、ヌカッピヤングワさんから
突然「ボートに乗ってアッパリアスの猟に出かけるぞ!」と言われたのです。
言われるがままに出発し、ボートで揺られること20分
ゴツゴツした大きな岩がむき出しの、急峻な岩場が見えてきました。
空を見上げると…黒い塊のようなものが飛び回っています。
目を凝らして見てみると、小さな鳥の大群です。いったい何万羽いるのか見当もつきません。
鳴き声も、次第に大きくなってきました。
ここは「アッパリアス」の繁殖地だそうです。
日本語名でヒメウミスズメと呼ばれる海鳥です。
全長20センチほどで、お腹が白、頭と背中が黒の羽で覆われていて、
ペンギンのような色合いです。海氷が割れてから夏の時期にかけて
シオラパルクでは伝統的な「アッパリアス猟」のシーズンなのです。
やり方はシンプル。道具は網が付いた長さ3mほどの物干し竿1本だけです
岩場を登ったら、あとはアッパリアスの群れが飛んでくるタイミングを待つだけ
海鳥が目の前を通過した瞬間に、すばやく網を振り上げて捕まえるのです。
上手い人だと1日に何百羽も獲ることができるそうです。
捕まえたアッパリアスをその場で食べる場合、
羽が付いたまま丸ごと塩茹でする「アミリ」という料理法が一般的です。
羽をむしりながら身を食べるので見た目はなかなか豪快ですが
味は繊細で、シンプルな塩の味付けが抜群なうえに、
肉質もしっとりとして柔らかくとてもおいしいです。
さらに、たくさんアッパリアスが獲れた時には、
内臓を取り出したアザラシのお腹の中に詰め込み地中で数カ月以上発酵させて
「キビヤック」と呼ばれる保存食を作ります。
グリーンランドの伝統食で、発酵臭はかなり強烈ですが、
貴重なビタミンの補給源となって現地の人の生活を支えています。
また人間が食べられない頭や皮の部分は犬たちのエサに、
シオラパルクでは獲れた獲物は無駄なく全て活用されます。
厳しい自然の中“狩猟”で食べ物を調達して生活する。
そんな彼らの生き様を間近で体験できる、貴重な機会となりました。
テレビ朝日報道局 松本拓也 屋比久就平
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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