直撃3時間 皇室“桃献上”「事実なし」 詐欺未遂疑い男「間違ったことやってない」(2023年7月31日)
福島県の農家が献上品として送っていたモモが実際には献上されていなかった問題で、農家に献上をすすめた男が逮捕されました。
■加藤容疑者「大膳課から話があった」
加藤正夫容疑者(75):「皇室・宮内庁の名前を使って、もしそういう詐欺行為をしたら、これ大変なこと。分かるでしょう、普通の人なら。それと社会の信用をなくすから、仕事なくなりますよ。それはお分かりになりますでしょ」
こう話すのは、29日に送検された加藤容疑者です。
加藤容疑者は5月下旬、福島市の農家に対して、宮内庁関係者などになりすまして、皇室へモモを献上するように呼び掛け、モモをだまし取ろうとした疑いが持たれています。
地元農家によると、加藤容疑者を介したモモの献上は2021年から行っていたはずでした。
逮捕前、加藤容疑者はおよそ3時間にわたって取材に応じ、受け取った農産物は、きちんと皇室に献上していると主張していました。
加藤容疑者:「(Q.皇室に献上はされている?)持って行ってますよ。宮内庁の献上の件は、6年前に良い野菜とか良い果物で、陛下のお口に直接入るものを納めてほしいというのを、内々に(宮内庁)大膳課から話があったわけですよ」
担当の課から依頼があったと説明。宮内庁はホームページ上で「職員等を名乗る『献上依頼』」に注意するよう呼び掛けています。
■加藤容疑者「間違ったことやってない」
さらに、農家に対して「東京大学客員教授」を名乗っていましたが、東京大学側は「在籍が確認できない」としています。
加藤容疑者:「(Q.東大の客員教授であるのは事実?)そうです。博士号を取得したものも、ちゃんと大学の農学部に出してあります。向こうが被害届を出してくれれば、私は詐欺行為で訴えられるから。でも、こういう事態になって、変な話ですけど、普通の人だったら、ひょうひょうとしてられないでしょ。だから、私は間違ったことやってないから」
福島県警は、加藤容疑者に余罪があるものとみて捜査しています。
(「グッド!モーニング」2023年7月31日放送分より)
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