最低賃金 初の時給1000円超え 過去最大の引き上げ幅(2023年7月29日)
今年度の最低賃金について、厚生労働省は全国平均で1002円に引き上げるとする目安を取りまとめました。初めて1000円を超え、過去最大の引き上げ幅です。
岸田総理大臣:「この結果については、歓迎したいと思っています」
28日、労使の代表などが協議する大詰めの審議が行われ、今年度の最低賃金を全国平均で時給1002円とする目安を取りまとめました。
現在の最低賃金の全国平均は961円で、41円の増額となります。
引き上げ幅としては、過去最大で、政府が目標に掲げていた初の1000円台となりました。
ただ、労働者側の代表委員は「真摯な議論を尽くした結論は重い」と評価する一方で、物価上昇率を考慮すべきと訴えました。
労働者側 連合 仁平章委員:「物価上昇が続く中で、労働者の暮らしを守るという観点では、十分だとは言い切れないのではないかと」
今後、各都道府県が実際の金額を決め、10月をめどに適用されます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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