米国産“アメリカSAKE”に熱視線 「造れば造るほど好きに」 イベントも大盛況(2023年7月28日)

米国産“アメリカSAKE”に熱視線 「造れば造るほど好きに」 イベントも大盛況(2023年7月28日)

米国産“アメリカSAKE”に熱視線 「造れば造るほど好きに」 イベントも大盛況(2023年7月28日)

■大人気! “アメリカ産”の日本酒

「カンパーイ!」

アメリカ・バージニア州で開催されたイベント。
アメリカを拠点に活躍する15の酒造メーカーが一堂に会しました。

実はここで飲めるお酒、アメリカで造られた日本酒、アメリカSAKEなんです。

参加者:
「いろいろな種類のSAKEを飲めてとても楽しいよ」
「私は伝統的なスタイルの日本酒が好きです
フルーツやフレーバーを入れる酒造メーカーもあるけどね」
「このSAKEはコクがあって酸味が少なくいろいろな料理に合うでしょう」

アメリカでは近年日本酒を日本から輸入するだけでなく、アメリカで造る「アメリカSAKE」が続々と誕生しています。
人々を惹きつけているのは自由にデザインされたラベル。
独自のキャラクターやデザインを駆使して味わいを表現したものや、洋風デザインのようなものまで多岐にわたります。

■醸造会社 創業者の“日本酒愛”

イベント会場になったのは「ノースアメリカンSAKEブルワリー」。
その創業者 アンドリューさんに案内をしてもらいました。

アンドリューさん:
「ここで麹(こうじ)を造るんです。
このテーブルに麹菌をまきます」

13年前に日本を訪れたアンドリューさんは、とある居酒屋で飲んだ日本酒に衝撃を受けたそうです。

アンドリューさん:
「たくさん日本酒を飲むようになって、自分で造れば造るほど好きになっていた。
それからこうして日本で日本酒の造り方を学んで、今こうしてアメリカでSAKEを造っている」

醸造所にはレストランが併設されています。

アンドリューさん:
「私が造る純米酒はとてもコクがあって飲みやすいので、うちで出すハワイの“ポキ丼”によく合う。
魚との相性が良くて食が進むんだ」

■アメリカでさらに“SAKE”を広めるには…

北米酒蔵同業組合代表のウエストン小西さんに話を聞きました。

ウエストン小西さん:
「日本国内だけでなく、ようやく海外でもSAKEが知られるようになり興奮しています。
アメリカの消費者は新しいモノや質の高いモノにとても興味を持っています」

日本酒文化を広げるには、まだまだ課題があるといいます。

ウエストン小西さん:
「ラベルが英語ではなく日本語で書かれていることも、日本酒が受け入れられにくい原因の一つです。
アメリカ内でSAKEをもっと造れれば、地元の人が知るきっかけが増える。
アメリカSAKEが成長すれば、日本酒業界にも貢献できると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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