長期金利の変動幅「より柔軟に運用」 日銀が事実上の政策修正(2023年7月28日)
日銀は金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の大枠を維持しましたが、長期金利の変動幅について「より柔軟に運用する」という表現を加えました。事実上の修正とみられます。
10年余り続く大規模金融緩和策の柱であるマイナス金利は維持されます。
焦点となっていた長期金利の変動幅についてはプラスマイナス0.5％程度をめどとし、「より柔軟に運用する」という表現を新たに加えました。
上限を超えることも容認する姿勢を示したことで、市場関係者からは事実上の政策修正だとする声も上がっています。
これを受けて、為替相場は1円余り円安が進み141円台をつけたあと、138円台まで円高となるなど不安定な動きが続いています。
日経平均株価は一時、800円以上下落しました。
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