自治体からは「損害賠償検討も」警察も捜査に ビッグモーター“枯れた街路樹”(2023年7月27日)

自治体からは「損害賠償検討も」警察も捜査に ビッグモーター“枯れた街路樹”(2023年7月27日)

自治体からは「損害賠償検討も」警察も捜査に ビッグモーター“枯れた街路樹”(2023年7月27日)

ビッグモーターの店舗前の街路樹が枯れている問題。全国各地で同じような事例が確認されました。

札幌市内にあるビッグモーターの前では、その街路樹が跡形もなくなってしまっています。市長からは損害賠償という言葉まで飛び出しました。
札幌市・秋元克広市長:「市民の財産の器物損壊ということも出てくるので、仮に、何らかの形で、因果関係、責任があるという状況なら、損害賠償なども対応を取っていかなければいけない」

全国の自治体が調査に乗り出しています。
東京都・小池百合子知事:「どういう状況か調査を見ながら、土壌調査までするかどうか」

警察も動き出しました。
17本の街路樹が枯れてしまった群馬県の店舗前。県は、除草剤が検出されたことから、被害届を出していましたが、警察が受理し、器物損壊の疑いで捜査しています。

幹部らが店舗を訪れ、清掃状況などを厳しくチェックするという環境整備点検。チェックシートには、店舗前の10メートルに雑草がないかという項目があります。
現役社員:「正直、僕の店でも除草剤は使っていました。入社したばかりのとき『除草剤まけ』というのはあった。歴代店長から“環境整備はこう”と根強く引き継がれていく」
元社員:「日ごろから雑草の処理をしておかないと“環境整備”がアウトになったり、降格したりする。除草剤をかけまくるのが、一番、早いなって」

25日の会見で、和泉新社長はこう話していました。
ビッグモーター・和泉伸二新社長:「街路樹に生えている雑草に甘い認識で、除草剤をまいてしまって。影響を与えてしまったということはあると思います。かれこれ10年ぐらい前の話だと思う。現時点で、そういった指導はしていない」

大阪市東住吉区の店舗の前。やはりここだけ街路樹がありません。近くの店の人は4、5年ほど前の出来事として、こんな話を聞いていました。
近くの店の従業員:「前の店長のときに聞いたら『除草剤まいてる』と言っていた」

街路樹を管理する市によりますと、この場所にあった街路樹は5年前に枯れてしまったため撤去。その後、植え直そうとしたところ、ビッグモーター側は、こう言って反対したといいます。
ビッグモーター東住吉店:「植えないでほしい。店の前にそういったものを植えたり、置いたりしないというのが社の方針」

植え直しは、今も実現しておらず、引き続き交渉していく方針です。
大阪市・横山英幸市長:「街路樹っていうのは、税を投資してつくってますので、棄損されたら被害を受けていので、大阪市としても適切な対応をする」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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