【将棋】前人未踏の八冠制覇なるか 藤井聡太七冠の“勝負めし”は北海道小樽市の「本場の味」 |TBS NEWS DIG
将棋の藤井聡太七冠が3連勝で防衛に王手をかけるか。佐々木大地七段の挑戦を受ける王位戦七番勝負の第3局、2日目が北海道小樽市で行われています。
藤井七冠が棋聖戦から続いて、佐々木七段の挑戦を受ける王位戦七番勝負。きのうから北海道小樽市の老舗旅館で行われている第3局は、きょう午前9時ごろ、藤井七冠が封じた61手目が開けられ、対局が再開しました。
王位戦は先に4勝すればタイトル獲得となりますが、藤井七冠は開幕から2連勝。きょう勝てば「王位」4連覇に王手をかけます。
戦いの舞台はことし、国の登録有形文化財に指定された「銀鱗荘」です。江戸時代から昭和初期にかけて、北海道の西海岸はニシン漁で栄えました。「銀鱗荘」はそのニシン漁で財を築いた大網元の邸宅を移築したもの。小樽のシンボルです。
「銀鱗荘を選んでくれたのがうれしいです」
「日本の本当の良さというものが、畳ひとつ、ドアのひとつにまで込められている。(歴史の)重みというか」
前人未踏の八冠制覇という歴史的偉業が期待される藤井七冠の対局に、地元は盛り上がっています。
「おやつタイムに何を食べるんだろう。気になります」
「小樽の何を食べるかな。おいしいものがいっぱいあるから(楽しみ)」
「何を選ばれるのでしょうね。私はわからないけれど、どんなものを選んでもうれしい」
小樽のマダムたちも注目した、藤井七冠のきょうの勝負めしは「小樽産鰊そば」。イカめしもセットになり、ニシン御殿で本場の味を堪能したようです。そして、藤井七冠が選んだ午前のおやつはこちら。「黒糖風味の豆乳プリン コーヒーゼリー ほうじ茶のアイスクリーム添え」でした。
21歳になって最初の対局で藤井七冠が白星を飾るか、それとも初のタイトル獲得を狙う佐々木七段が巻き返すのか。第3局は夜には決着する見込みです。
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