反転攻勢「失敗している」プーチン氏改めて主張 市民との“触れ合い”再び強調｜TBS NEWS DIG
ロシアのプーチン大統領は同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領と会談を行い、ウクライナの反転攻勢が「失敗している」と改めて主張しました。
ロシア大統領府によりますと、プーチン氏は23日、サンクトペテルブルクでルカシェンコ氏と会談し、ウクライナの反転攻勢について「行われてはいるが、失敗している」と改めて主張しました。
ルカシェンコ氏が反転攻勢後のウクライナ側の損失が2万6000人以上にのぼると指摘すると、プーチン氏は「それ以上だ」と応じました。
一方、ルカシェンコ氏はロシアでの反乱後にベラルーシが受け入れた民間軍事会社ワグネルの戦闘員について、「西側に行きたがっている」と述べ、行き先としてポーランドの首都ワルシャワなどの地名をあげました。ワグネルに警戒を強めるポーランドなどNATO=北大西洋条約機構側をけん制する狙いがあるとみられます。
また、ロシア国営メディアは、プーチン氏が会談後、サンクトペテルブルク郊外を視察中、市民らとの記念撮影に応じたと伝えました。
これまで新型コロナ対策で厳格な隔離を求めてきたプーチン氏ですが、この日は「人々の方が重要だ」と答えたとしています。
ワグネルの反乱後、プーチン政権はこうした“触れ合い”の場面を強調していて、国民の支持を取り付ける狙いがあるとみられます。
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