トランプ氏 機密文書持ち出しめぐる初公判 来年5月に(2023年7月22日)
アメリカのトランプ前大統領が機密文書の持ち出しを巡って起訴された事件で、初公判が来年5月20日に開かれることが決まりました。
トランプ氏は大統領を退任する際にホワイトハウスから自らの邸宅に最高機密を含む文書を違法に持ち出したとして先月、スパイ防止法違反など37件で起訴されました。
この事件を扱うフロリダ州の連邦地裁は今月21日、初公判を大統領選挙のほぼ半年前にあたる来年の5月20日に開くことを決めました。
初公判を巡っては、検察側が裁判を迅速に進めるため今年の12月に開くよう求めていたのに対し、無罪を主張する弁護側は来年11月の大統領選の後にするよう求めていました。
トランプ前大統領は現在、共和党内の大統領候補の指名レースで最有力の地位にいて、初公判が行われる来年5月にはトランプ前大統領が指名を確実にしている可能性があります。
トランプ前大統領は不倫相手への口止め料を巡っても起訴されていて、初公判が来年3月に予定されているほか、2020年大統領選の結果を覆そうとした疑いでも捜査を受けています。
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