秋田で警報級大雨 再び冠水 国道で土砂崩れ…奈良では駅で“激しい雷雨”瞬間映像【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年7月20日)
19日、東北や北陸を中心に警報級の大雨となった。秋田市では今年一番の強い雨が降り、一時は土砂災害警戒情報も出された。また奈良県でも激しい雷雨となり、駅のホームの近くで落雷があったという。
■「バケツで水かぶったような雨」撮影者が目撃
19日、再び秋田市を襲った警報級の大雨。秋田市で1時間に28.5ミリを観測し、今年一番の強い雨となった。
道路を川のように雨水が流れている場所もあった。
撮影者：「動画は玄関前のカーポートで撮影したものなんですけども、勢いよく水が流れていて、水位が上がるのも30分ぐらいの出来事だったので、あっという間で。少しくぼんだような所にたまっていっているという状態で、まさにバケツで水をかぶったような雨の降り方でした」
この雨により、秋田市内では再び道路の冠水が相次いだ。
車が走るすぐ横で側溝から雨水が激しく噴き出し、別の場所でも道路脇の側溝から次々と水が噴き出している。映像では、撮影者の膝ぐらいまで水に浸かってしまっている様子も見られた。
15日に氾濫した秋田市内を流れる太平川は、この雨で再び茶色く濁った水で水位が上昇し、橋げたに届く勢いになっていた。
太平川付近の住民：「橋のギリギリくらいまで水位が上がっていたので、ちょっと何が起きたのか分からない。あまりにも予想外のことすぎて、ちょっとビックリしてしまっている。信じられない気持ちと、（また）超えることはないだろうなと思いましたが、万が一があるので」
JR貨物の秋田貨物駅の近くでは、深さがおよそ4メートルぐらいあるアンダーパスが、一気に浸水してしまっていた。
近くで働く人：「1時間ぐらい強く雨が降ってて、すぐ一瞬で（冠水した）という感じ。今まで何回もこういうのを見てたんですけども、（今回が）一番水かさ増えた感じです」
さらに、通行量が多い国道7号で新たな土砂崩れが発生した。
土砂は片側2車線ある国道の半分以上にまで押し寄せ、事務所の建物1棟と止めてあった車一台が巻き込まれた。警察がドローンを使い捜索し、けが人はいなかったという。
近くで働く人：「うちの従業員で、何か音がしたよ。雷のような感じで、ゴゴーという感じで、何か音がしたなという感じだったの。外を見たら、あれ？崩れてないか？と。この辺はよく土砂崩れ何回かあるんですよ。片側をふさぐほどは初めて」
■激しい雷雨の瞬間映像「駅近くに雷落ちた」
大雨は秋田市内だけでなく、各地でも影響を及ぼした。
19日、岩手県盛岡市内を流れる中津川では、茶色く濁った水が濁流となって流れていた。盛岡市でも朝から雨となり、今年一番の大雨となった。
さらに、福島県でも激しい雨が降り、一時視界が悪くなる場面も見られた。
奈良県では夜遅くになって…。
奈良市の近鉄大和西大寺駅で19日午後10時半ごろに撮影された動画では、空が光った直後に雷鳴が鳴り響いていて、すぐ近くに雷が落ちたことが分かる。
SNSには「奈良は雷と雨がすごくて眠れない」「すぐ近くに雷落ちてる」といった声があった。
（「羽鳥慎一モーニングショー」2023年7月20日放送分より）
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