“真っ赤”に染まるため池 愛媛「謎の生物」大量発生 正体は?(2023年7月18日)

“真っ赤”に染まるため池 愛媛「謎の生物」大量発生 正体は?(2023年7月18日)

“真っ赤”に染まるため池 愛媛「謎の生物」大量発生 正体は?(2023年7月18日)

 赤く染まったのは愛媛県松山市にある農業用のため池です。水面にカメラを近付けると、隙間もないのがよく分かります。まるで真っ赤なじゅうたんが敷かれているようです。

 近隣住民:「あんまりいい気持ちしない。こんなの初めて」「最初は水草が緑色で今年は多いなと思っていたら、暑くなるにつれてこの色」

 こちらは異常が発生する前のため池の様子です。それがここ1カ月半ほどでこのように水面が真っ赤になったといいます。なぜため池は赤くなってしまったのでしょうか。

 松山東雲短期大学 松井宏光名誉教授:「外来の『アゾラ』という水面に浮かぶシダ植物」

 水生シダ「アゾラ」は南北アメリカなどが原産で、30年ほど前から水鳥を介して、日本各地に広まったといわれています。環境省からは特定外来生物に指定されています。池を覆うほど繁殖したその理由は。

 松山東雲短期大学 松井宏光名誉教授:「この時期、水温が高くなったら一気に増える。最近の猛暑が原因の一つ」

 人体への影響は。

 松山東雲短期大学 松井宏光名誉教授:「悪臭や有害物質が出ることは今まで報告がない」
 
 人的な被害はないものの、他の水草の光合成を邪魔する恐れなどがあると言います。

 松山東雲短期大学 松井宏光名誉教授:「水温が下がる10月とかになると一挙に消えていく。駆除するのは不可能なので秋になって消えるのを待つしかない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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